ヘイデンがミラーの負傷代役でMotoGPに復帰。ミラーは日本GPに向けて治療に専念
ニッキー・ヘイデンはアラゴンで、ジャック・ミラーの代わりにMotoGPに参戦することを認めた。







ニッキー・ヘイデンはアラゴンで、負傷したジャック・ミラー(マルクVDS)の代役としてMotoGPに帰ってくる。ミラーはオーストリアでのウォームアップで負傷した、右手の骨折の治療を続けている。
ヘイデンは2003年から2015年にかけて、MotoGPクラスで216レース出走。2006年にはタイトルを獲得している。またアラゴンでは2010年の初開催時に3位フィニッシュを果たした。
「まず第一に、ジャックの素早い回復を願っている」とヘイデンは語る。
「彼は僕の友人だし、僕が多くの才能があると思っているライダーだ。だから彼はできるだけ早く回復し、彼の持っている高いポテンシャルを示してほしい。彼にはパフォーマンスを発揮できる健康な身体が必要なんだ」
「以前に代役で出場した経験はないから、これは変わった経験だ。けど僕はホンダと良い関係を築いているし、最初に彼らにこのアイデアが浮かんだとき、(WSBKでの所属チームの)テン・ケイトは祝福してくれた。だから代役参戦をして、チームを助けることができて嬉しいよ」
「僕にとっては、楽しむのに良い機会だ。おそらくとにかくバイクに乗って、レースをTVで見ているようなものだ。だから楽しみだよ」
「MotoGPのレベルはとても高いから、そうそう楽しめるようなところではないとわかっている。僕も多くのことを学んだけど、公園を散歩するんじゃないからね。今のバイクに乗ったことがないし、タイヤと電子制御も変わった。けど僕には多くの経験があるし、もう一度MotoGPに出れるなんて、個人的に最高だ」
チーム代表のミシェル・バルトメリは、来月の日本GPに21歳のミラーが出場するために、ベストな選択だと語った。
「間違いなく、ミラーがアラゴンでレースをする方が好ましいが、彼の右手の2カ所の骨折が適切に回復するのを、妨げることになる」と彼は語った。
「彼がこのレースを欠場し、3つの海外レース(日本、オーストラリア、マレーシア)に向けてもう少し回復に専念するのが理にかなっている。残りのレースのうちのひとつは、彼のホームであるオーストラリアだしね」
この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | アラゴンGP |
ロケーション | モーターランド・アラゴン |
ドライバー | ジャック ミラー , Nicky Hayden |
執筆者 | Andrew van Leeuwen |