ペトルッチ、今季限りでプラマックを離脱「ファクトリー移籍が僕の夢」
プラマックのダニーロ・ペトルッチは、2018シーズンがチームに所属する最後のシーズンになることを認めた。

ダニーロ・ペトルッチは、2018シーズンが2015年から所属してきたプラマック・ドゥカティでの最後のシーズンとなることを認めた。
イオダ・レーシングから2012年にMotoGPにデビューしたペトルッチは、2015年にプラマックに移籍。この年のイギリスGPで2位を獲得した。
2017シーズンは優勝こそならなかったものの、随所で速さを見せたペトルッチは4度表彰台に上がりランキング8位でシーズンを終えた。
現在27歳の彼はファクトリーチームへの加入を熱望しているが、サム・ロウズを放出したアプリリアとは契約せず、プラマックとの契約を1年延長。マルクVDSホンダから移籍してきたジャック・ミラーを新たなチームメイトに迎え、2018シーズンに臨むことになった。
しかし、彼とプラマックとの関係が2019年以降も続くことはなさそうだ。今月初め、プラマックはMoto2クラスのライダーであるフランチェスコ・バニャイヤと、2019年のMotoGP昇格に向けて交渉を進めていることが明らかになった。それが実現した場合、ペトルッチがチームを出て行くことになるとみられていた。
ペトルッチは『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューで、プラマックとは袂を分かち、ファクトリーチームへの加入を目指すと明言した。可能性が高いのは、彼の母国イタリアのチームであるドゥカティかアプリリアのどちらかだ。
「(プラマックのオーナー)パオロ・カンピノティは、僕を”地獄”から引っ張り出してくれた恩人だが、僕たちはふたりとも、今年が一緒に戦う最後の年だということを分かっている」
「僕はドゥカティと契約している。その契約は6月に期限を迎え、僕はファクトリーチームへと昇格するという可能性がある。だけど、そうでなければフリーエージェントになる」
「昇格は夢みたいな話だけど、シーズン最初の数レースで全てが決まると信じている。ただ、それがフェアだとはあまり思わない」
「昨年は、アプリリアに移籍してみたいという強烈な誘惑があった。別のイタリアチームでバイクに乗ることは、非常に魅力的だった。だけどチームに対して、”別居もしていないのに離婚”するようなことはしたくなかった」
「だけどMotoGPで7年を過ごした後で、夢はファクトリーチームのライダーになることなんだ」
Additional reporting by Matteo Nugnes
この記事について
シリーズ | MotoGP |
ドライバー | ダニーロ ペトルッチ |
チーム | Pramac Racing |
執筆者 | Jamie Klein |