ペトルッチ「完全に僕のミス。レディングには申し訳ない」
ダニーロ・ペトルッチは、オープニングラップでの接触は自分のミスであり、レディングのレースを台無しにしたと認めた。






ダニーロ・ペトルッチ(プラマック・ドゥカティ)もチームメイトのスコット・レディングもトップ10からレースをスタートした。しかし両者はオープニングラップで接触し、レディングはバイクから落ちてしまった。一方のペトルッチはライドスルーペナルティを受けた。
両者はポイント圏外でレースを終え、ドゥカティは1台もトップ10でフィニッシュすることができなかった。
「スコットをパスしようとして、彼とサイドバイサイドになった。接触するとは思ってなかったけど、彼がワイドなラインを走った。そして縁石を過ぎたところで、彼はステアリングを失ったんだ」とペトルッチは説明した。
「僕の足はぶつかってないけど、僕の足があったから彼はワイドに走ることになってしまった」
「もちろん、もし僕がイン側を走っていなければ彼はクラッシュしなかった。彼には申し訳ないことをした。完全に僕のミスだ」
しかしペトルッチは、レディングのバイクにも問題があったと示唆している。
「かなりハードにブレーキをかけたけど、バイクが止まらなかった」
「何周か走っているうちに、本当にワイドにしか走れなくて、それでペナルティを受けた。それと同時に、ソフトウェアの問題が発生してパワーが落ちた。毎ラップ、スピードが落ちていって、パワーもなくなっていった。ECUになにかおかしいところがあったんだと思う」
「スコットをクラッシュに追い込んでしまって申し訳ない。今まではこんなことなかったのに、これで今年2回目だ。オーストリアでユージン・ラバティ(Aspar Team)とのことがあって、これが2回目だけど、本当に申し訳ない。彼(レディング)はとても怒っているし、僕が彼のレースを台無しにしたんだから、怒って当然だ」
ペトルッチとレディングは今年、Ducati Desmosedici GP17を駆って激しいバトルを繰り広げており、そのうち片方のドライバーのみがプラマックに残留することになっている。
レディングと話をしたかと質問されたペトルッチは、「彼はとても怒っていて、僕に『ありがとう』としか言ってくれない。皮肉だと思うけどね」
「彼に謝ろうとしたし、すべてが僕のミスではないと説明しようとした。でも結果として、僕は彼のレースを台無しにしてしまったし、僕のレースもそうなってしまった。本当に困っている」
この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | アラゴンGP |
ロケーション | モーターランド・アラゴン |
ドライバー | ダニーロ ペトルッチ , スコット レディング |
チーム | Pramac Racing |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |