マルケス、ギャンブル失敗でポール逃すも「”たくさんのこと”がわかった」

ホンダのマルク・マルケスは、スリックタイヤでの走行経験が重要だと感じたため、予選でのギャンブルを後悔していないと主張した。

 チャンピオンシップリーダーのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、ウエットコンディションの日本GPで、フリー走行1回目(FP1)からトップとなり、速さを発揮。FP3、FP4でもトップタイムをマークすると、予選Q2ではレインタイヤで後続を約2秒引き離し、ポールポジションを獲得するかと思われた。

 徐々にレーシングラインが乾いていく中、マルケスはセッション中盤にタイヤをスリックへと交換。しかしまだスリック投入には早すぎたようで、タイムを伸ばせなかった。

 一方で、ウエットタイヤをリフレッシュしたヨハン・ザルコ(テック3)やダニーロ・ペトルッチ(プラマック)がタイムを伸ばしたことで、マルケスは3番手で予選を終えた。

 予選後の記者会見で、マルケスはスリックへの交換は”多くのことを理解するため”、寸前で判断したことだと語った。

「当然、スリックにはまだ早すぎた。フリー走行が終わった時には認識していたんだ。でも(リヤのウエット)ソフトタイヤで1周目からすでに良いラップタイムが出せていた」

「ラップタイムを改善するために、エクストラソフト(のウエットタイヤ)に交換することを考えていたんだけど、ピットで止まった時にギャンブルを思いついたんだ。だから”OK、スリックを試したい”と言った」

「試してみると、多くのことを理解できた。興味深いことがたくさんあった。でも、最終的にポールポジションを争うことはできなかった」

「だけど僕にとってそれが1番重要なことではなかった。結局、重要なのはレースに向けた作業だ。フロントロウの獲得がメインの目標だったからね」

「僕たちはそのポジションを獲得した。だから明日どうなるか見てみよう。週末の間ずっと、レインコンディションで良い感触だった。でも明日がフラッグ・トゥ・フラッグのレースになるか、ドライになるかは誰にも分からないからね」

 ウエットタイヤで記録したタイムでポールポジションを獲得できると期待していたかとmotorsport.comが問うと「いいや。なぜならフリー走行をチェックしていたし、エクストラソフトを使った他のライダーがかなり改善をしてくるって分かっていたからね」とマルケスは答えた。

「だけど一方で、あのラップタイムでフロントロウ、最悪でも2列目には入れると思っていた」

「もちろん、正直に言えばポールの方が良いけど、多分スリックを試してみなければ分からなかったことを理解できたんだと思うし、ポジティブだ」

ロッシ「スリックから学べたことはほとんど無い」

 予選Q2で、マルケス以外にスリックタイヤを使ったのはヤマハのバレンティーノ・ロッシのみだ。彼はマルケスとは違いセッションの冒頭からスリックタイヤで走り出したが、ウエットタイヤを使った他のライダーよりも10秒以上ラップタイムが遅かった。セッション中盤にはスリックを諦め、ウエットタイヤでタイムアップを目指したものの、セッション最下位の12番手で終わった。

 ロッシはギャンブルした理由について、ヤマハのバイクが乾きかけの路面でリヤのグリップに苦しむと予想したため、タイヤ選択でリスクを負ったと説明した。

「ドライのラインが出来ていたし、タイヤに熱を加えるためにリスクを負った」

「残念ながらまだ濡れ過ぎていたし、乾くのに時間がかかりすぎた」

 予選でのタイヤギャンブルが決勝に影響を与えるかと問うと「いいや。なぜならドライに非常に近かったけど、残念ながら十分じゃなかったからね」とロッシは答えた。

「かなりスローに走らなければならなかった。そうするとタイヤの温度が下がってしまう問題が起きる。そうなると、通常のグリップに戻すことはかなり難しくなる。だから、何も得たものはない」

Additional reporting by Oriol Puigdemont and Jamie Klein

【関連ニュース】

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 日本GP
サーキット ツインリンクもてぎ
ドライバー マルク マルケス , バレンティーノ ロッシ
チーム Repsol Honda Team , Yamaha Factory Racing
記事タイプ 速報ニュース