マルケス、ロッシとの関係性は「それほど緊迫していない」
マルク・マルケスは、バレンティーノ・ロッシとシルバーストンで激しくバトルしたが、彼とロッシとの関係について、『もはやそれほど緊迫していない』と語った。








MotoGPイギリスGPで繰り広げられた、ホンダのマルク・マルケスとヤマハのバレンティーノ・ロッシの数ラップにわたるバトルは、見ている人々に昨年のセパンで起きた事件を思い起こさせた。
マルケスがカル・クラッチロー(LCRホンダ)とのバトルでミスを犯し表彰台を逃す前に、マルケスとロッシは、お互いに何度も抜きつ抜かれつのバトルを演じた。
マルケスは決勝の後、バイクを降りてすぐに、ロッシとのバトルを楽しんでいたことを認め、ハードにプッシュし過ぎたせいで、2位を獲得できなかったと語った。
「レースの後ガレージに着いて、通常のミーティングをしたんだ。それから耳を引っ張られて少し叱られたよ!」とマルケスは語った。彼は、ランキング2位のロッシに対して50ポイントリードしている。
「フロントタイヤの選択ミスが全てだった。(彼はフロントにソフトを選択)だけど、バトルで熱くなって、リスクを取ることに決めたんだ」
観客が立ち上がってしまうような、彼とロッシのバトルについて、マルケスはこれがマレーシアで起きたことの再現にはならないと主張した。
ロッシが、今回のバトルをセパンのものと比べて『今回は両方のライダーが同じ目標、より速くより前に挑戦するという目標を持っていた』と考えていることについて、どう思うか尋ねられたマルケスは、そのような議論に巻き込まれたくないと語った。
「そのことについては話さないし、バレンティーノの考えやコメントは気にしていない。毎回自分が何をやったかは、自分がよくわかってるよ」
その夜遅くに、マルケスはスペインのラジオ番組『EL トランジスター』に参加し、ルイス・サロムが悲劇的な死を遂げたバルセロナでふたりが握手した後、ロッシとの関係がどうなっているかについて尋ねられた。
「大切なのは、バレンティーノとの関係性が誠実であり、僕らふたりがプロフェッショナルであること。そしてそれがモーターサイクルにとって良いことだということだ」とマルケスは語った。
「プレスカンファレンスでは、ふたりの関係はそれほど緊張していないと言った。今ではお互いに挨拶するし、握手もする。トラックでは、バトルしなくてはいけない時にはバトルするよ。彼とも、他の誰とでもね」
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | イギリスGP |
ロケーション | シルバーストン |
ドライバー | マルク マルケス , バレンティーノ ロッシ |
執筆者 | Oriol Puigdemont |