マルケス、転倒時にイタリアファンから”歓声”を受け「悲しくなった」

レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、ミサノで行われたサンマリノGPで、ファンが彼に”敵対的”な反応を見せたことで悲しくなったと認めた。

 レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、サンマリノGPでイタリア人のダニーロ・ペトルッチ(プラマック)をファイナルラップで逆転し、優勝を飾った。3位にはイタリア人のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が入り、彼らと共に表彰台に上がったスペイン人のマルケスに待っていたのは、観客からのブーイングだった。

 マルケスが決勝日午前中に行われたウォームアップ中にターン3で転倒した際は、イタリアのファンは大喜びだったという。

 マルケスは、彼らへの皮肉を込めた”お返し”として、クラッシュの後に投げキッスを送っていたものの、観客の反応は悲しかったとレース後に認めた。そして、マルケスはライバルがクラッシュした際に、自分のファンがそれに大喜びして欲しくはないと語った。

「正直に言って、悲しかった」

「表彰台に上がった時なら(ブーイングは)理解出来る。でも、理解できないのはクラッシュした時に観客が歓声を上げることだ」

「僕が言いたいのは、クラッシュした時コース上で時速300km出ていた。僕たちは限界領域までプッシュしているし、怪我をする可能性もある。それが僕たちの仕事だ」

「将来的に、最低限僕のファンには、他のどのライダーにもそういうことをして欲しくない。良い気持ちはしないからね」

ウォームアップでの転倒がレースに向けての”警告”に

 マルケスがサンマリノGPで優勝し、それまでポイントリーダーだったドヴィツィオーゾが3位となったことで、両者が獲得ポイント199点で並ぶことになった。共に4勝を挙げているが、2位獲得回数で上回るマルケスがポイントリーダーとなっている。

 マルケスはウォームアップのクラッシュがレースに対する”警告”の役割を果たしていたと語り、結果としてペトルッチとの優勝争いで転倒しなかったと考えているようだ。

「ウォームアップでのクラッシュは”良いクラッシュ”だったと思う。もしそれがなかったら、レース中にクラッシュしていただろうから」

「そのクラッシュは、僕に警告のようなものを与えた。だから僕はすごく冷静に、ただダニーロについて行こうとした。もっと攻められるタイミングも時にはあったかもしれないが、常に状況をコントロールし、自分が良いと思ったポイントでプッシュしようとしたんだ」

「それから、ファイナルラップに向けてかなり準備を整えたんだ。残り3周の時点で、すでに彼をパスできる可能性はあったが、僕はダニーロとここミサノでバトルをしたくはないと思ったんだ」

「最終コーナーでリスクを負うより、1ラップのリスクを取る方がいいと思ったから、僕は彼をオーバーテイクし、100%プッシュしたんだ」

 MotoGPのレースは、クラッシュが多発したMoto3、Moto2のレース後にスタートした。両クラスとも、約半数のライダーがリタイアする大荒れの展開となったのだ。マルケスは、クラッシュしないようプレッシャーがかかっていたことを認めた。

「レース前、とても難しい状況だった。なぜなら、Moto3やMoto2のチャンピオンシップ上位のライダーが多く転倒したレースの後だったからね」

「クラッシュせずにレースを終えなければならないことはわかっていたので、すごく難しかった」

「もし何らかの理由でクラッシュして、ドヴィツィオーゾが2位か3位でフィニッシュすれば、チャンピオンシップがかなり難しい状況になるのはわかっていた」

「しかし最終的にはそのようなプレッシャーを理解し、処理していく必要がある。僕はそれをやろうと努力し、最高の結果を得ることができた」

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この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 サンマリノGP
サーキット ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ
ドライバー マルク マルケス
チーム Repsol Honda Team
記事タイプ 速報ニュース