マルケス、FP2のクラッシュに困惑「リヤに好ましくない振動があった」
FP2でクラッシュを喫したマルケスは、他の周とは異なり、あの周回だけリヤに振動が起きていたことを明かした。






レプソル・ホンダのマルク・マルケスはFP2の終盤にターン2で転倒し、今シーズン26回目の転倒を記録することになってしまった。セッションは5番手で終えたが、タイトル争いのライバルであるアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)は3番手だった。
マルケスは、前のラップよりも早めにブレーキを踏んでいたため、このインシデントには驚いたと話した。また今シーズンはクラッシュすることが多く見受けられるが、それは”多くはバイクに関係している”という。
「いくつか理由があって、今シーズンの僕たちは速いけど、限界がどこなのかを理解するのが難しい。時には思いもよらないところでクラッシュすることがある」
「例えば、今日のクラッシュがそうだ。僕は前のラップよりも早くブレーキを踏んだ。他のラップではそんなことなかったのに、あの時はリヤに好ましくない振動があった。理解できないよ」
「今後に向けて改善して行く必要がある。クラッシュするのは好ましくない。いちばん重要なのは、レースでクラッシュしないことだ」
しかしマルケスはクラッシュにもかかわらず、力強いレースペースに励まされたという。
「もちろん、それのおかげで良い自信を持つことができた」
「でも僕をもっと良い気分にしてくれたのは、良い形で今週末をスタートできたことだ。FP1の最初の走行からバイクのフィーリングは良かった」
「チームメイト(ダニ・ペドロサ)や(ヤマハのヨハン)ザルコが速いのを見れば、気持ちも変わってくる。現時点では彼らがいちばん速そうだ」
「僕たちは作業を続けなければいけないし、同じメンタリティや集中力を保つ必要がある。ウォームアップが終わったら、自分自身がどこにいるのか、ドヴィ(ドヴィツィオーゾの愛称)や他のライダーがどこにいるのかを確認しよう」
Additional reporting by German Garcia Casanova
【関連ニュース】
- バレンシアGP:初日はロレンソがトップタイム。マルケスはFP2で転倒
- フォルガー、”ジルベール症候群”に罹患していた「強くなって戻ってくる」
- マルケス「ドヴィツィオーゾの方が勝利数が多くても、誰も気にしない」
- ドヴィツィオーゾ「マルケスが自制心を失えば」チャンスが訪れる!?
- ホンダ、最終戦でのチームオーダー発動はなし? マルケスが示唆
この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | バレンシアGP |
ロケーション | バレンシア・サーキット-リカルド・トレモ |
ドライバー | マルク マルケス |
チーム | Repsol Honda Team |
執筆者 | Jamie Klein |