「ミラー移籍はホンダのせい」とマルクVDS。”ホンダ勢”離脱も示唆

マルクVDSのチーム代表であるミシェル・バルトメリは、ホンダのサポート不足を非難。その結果ミラーを失うことになったと嘆いた。

 マルクVDSのチーム代表であるミシェル・バルトメリは、ホンダのサポート不足を非難。ホンダが十分なサポートをしなかったことで、ジャック・ミラーを失うことになってしまったと嘆いている。

 ミラーは2014年にMoto3クラスでランキング2位となり、ホンダとファクトリー契約を交わす形でMotoGPクラスへのステップアップを果たした。その後、2年間にわたってマルクVDSで過ごしたが、勝利を収めたのは2016年オランダGPの1戦のみだった。

 ホンダは、今年限りでミラーとのファクトリー契約を更新しない事を決定。そのためミラーは、来季プラマック・ドゥカティに移籍することとなった。

 来季のマルクVDSには、今季Moto2でタイトルを争ったフランコ・モルビデリとトーマス・ルティが加入することになっている。しかしチーム代表のバルメトリは、ミラーを失うことになったのは残念だと語った。

「私としては、ジャックは2018年に我々のライダーを務めるはずだった」

 そうバルメトリは語った。

「私は、ジャック・ミラーのようなライダーをメーカーが失うべきではないと思う」

「我々のプロジェクトにとっては、彼を起用し続けることは非常に重要だった。マルク(ヴァン・デル・ストラフェン/チームオーナー)も彼を守るために注力した。ジャックが2018年に向けてホンダに要求していたことがひとつかふたつあった。しかしそれは、マルクVDSの手には絶対になかったモノだ」

「彼との契約を延長するために、できる限りの努力をした。ホンダとは本当に本当に、多くの議論をしたんだ。我々が何をしなければならないかということは問題ではなく、それを実現しなければならないと、我々は主張してきた。しかし、ポジティブな答えを得ることはできなかった」

「そしてある時には、彼の決定を受け入れなければならない。彼がドゥカティに移籍することを90%決めていたとしても、10%は引き留めるチャンスがあった。この間、私は彼をチームに留めようと努力したんだ」

「しかし、ホンダからのサポートを得ることはできなかった。それが我々が彼を失った理由だ」

2019年シーズンに向けての選択肢

 マルクVDSは、ワークスチームのレプソル・ホンダやプライベーターのLCRホンダと並び、MotoGP最高峰クラスでホンダのバイクを走らせる3チームのうちのひとつだ。しかしバルメトリは、自身のチームはホンダ勢の中で、重要に扱われていないように感じていたという。

「過去3年間、私たちはホンダに対して非常に多くのことをしてきたと思う」

「あるチーム(グレシーニ)がスポンサーともめていたため、我々がプログラムを引き継いだ。実際には、1年早すぎた。しかしそのための財源はあったので、2014年に”山”を動かし、スコット・レディングと共にこのプロジェクトを始めたんだ」

「その後、他のホンダ系チーム(LCR)が財政的な問題を抱えた時、我々はふたり目のライダー(ミラー)を起用した。それは大きなチャレンジだった」

「しかしその後、我々が自動車における5番目の車輪のように扱われているのを見ると、通常なら少し失望を感じるだろう」

「しかしポジティブな面は、我々のようなチーム、そして我々のプログラムを気に入っているメーカーが3つもあるということだ」

「来年の5月か6月にかけ、どうなるか見てみよう。我々は4つのメーカーと話をする可能性がある。もちろん、ホンダも含めてだ。そして最大の関心を示してくれる人々と、共に進んでいかなければならないと思う」

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この記事について
シリーズ MotoGP
ドライバー ジャック ミラー
チーム Marc VDS Racing
記事タイプ 速報ニュース