ヤマハ、アラゴンGPでのロッシ代役はファン・デル・マークと発表
ヤマハは次戦アラゴンGPを欠席するバレンティーノ・ロッシの代役として、マイケル・ファン・デル・マークを起用することを発表した。






ヤマハは次戦アラゴンGPを欠席するバレンティーノ・ロッシの代役として、マイケル・ファン・デル・マークを起用することを発表した。
サンマリノGP前にモトクロスでトレーニングを行なったロッシは、右脚を骨折したことで母国レースの欠場を余儀なくされた。さらにロッシは、以前レースに復帰できるまで少なくとも1ヵ月ほど要すると明かしており、次戦アラゴンGPも続けて欠席する可能性が高いと語っていた。
今回ヤマハのチーム代表であるリン・ジャービスは、ロッシの回復がアラゴンGPまでに間に合わないことを明らかにした。さらにアラゴンで2台のバイクを稼働させなければならないヤマハは、スーパーバイク世界選手権(WSBK)に参戦するマイケル・ファン・デル・マークを代役として起用することを決定した。
「バレンティーノがアラゴンでレースすることは事実上不可能だ。よってヤマハは契約ライダーの中から代役を選定した」
「我々は今回の機会を受けるのにふさわしいライダーがマイケル・ファン・デル・マークであると決定した」
「ライダーの代役を立てることは容易なことではない。それがバレンティーノ・ロッシと置き換えることになればさらに困難なものとなる。しかし我々はマイケルが良い仕事をするだけの経験を持っていると信じている。我々は彼に最高のサポートを提供し、この素晴らしいチャンスをモノにしてくれることを願っている」
ファン・デル・マークは2017年よりヤマハ・ワールド・スーパーバイクに加入。以前はホンダに所属していた彼は、2014年シーズンのタイトルと9度の表彰台を獲得した経験を持つ。今季のWSBKランキングでは7位につけている。
ファン・デル・マークとそのチームメイトであるアレックス・ロウズと中須賀克行は、今季の鈴鹿8時間耐久レースで優勝を果たした。
「これまでMotoGPバイクに乗ったことはないから、全く新しい経験になるだろう」とファン・デル・マーク。
「そのようなマシンに乗りたい気持ちでいっぱいだ。事前テストもなく、公式のプラクティスに臨むのは容易なことではないと理解している」
「それでもヤマハには本当に感謝している。僕にとって素晴らしいほどの勉強の場になると思う」
ロッシは前回のサンマリノGPを欠席したことで、現在同ポイントでランキングトップに並ぶマルク・マルケス(ホンダ)とアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に42ポイント差をつけられている。
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | アラゴンGP |
ロケーション | モーターランド・アラゴン |
ドライバー | Michael van der Mark , バレンティーノ ロッシ |
チーム | Yamaha Factory Racing |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |