ヤマハ、今季以降もザルコに自社バイクを提供することができると提案

ヤマハのチーム代表であるジャービスは、2019年も継続してザルコにヤマハのバイクを提供することが可能であると明らかにした。

 ヤマハのチーム代表であるリン・ジャービスは、2019年も継続してヨハン・ザルコ(テック3・ヤマハ)にヤマハのバイクを提供することが可能であると明らかにした。

 テック3に所属するザルコは、シーズン開幕前に行われた公式テストで、型落ちのバイクであるのにも関わらず、ヤマハのファクトリーライダーであるバレンティーノ・ロッシやマーベリック・ビニャーレスに迫る好タイムを記録した注目の集まる若手ライダーだ。

 現在はヤマハのサテライトチームであるテック3だが、2018年限りでヤマハとの関係を終了し、新たにKTMと提携する予定である。ザルコは来季以降の契約をテック3と交わしたため、2019年よりチームとともにKTMバイクを使用することになる。

 一方、期待の新人をヤマハに残しておきたいと考えるジャービスは、ロッシが2020年までライダー契約を更新したことで少なくともヤマハにはザルコがファクトリーチームへと昇格する余地がないと語るが、今後もザルコにM1を提供し続けるという提案ができると述べている。

 ヤマハはグリッド上に4台のマシンを投入するため、テック3に代わるサテライトチームを見つけるための議論を開始したという。

 ジャービスはザルコについて次のように語った。

「彼は非常に速いライダーだ。ワークスチームとして2台のバイクしか運用できないことを残念に思う」

「我々はすでにマーベリックとバレンティーノと契約を交わしているため、彼をチームに加える余地はない。しかしサードライダーにヤマハのバイクを提供するチャンスを設けることができるため、現在その検討を行っている」

「これは新しい議論であり、さらに新しいチーム(テック3の代わりとなるチーム)とも調整しなければならないだろう」

ヤマハとテック3の交渉

 ジャービスはテック3との18年間の提携が解消されてしまった理由について、テック3に対しファクトリー仕様のバイクを提供しなかったからではないと反論した。

「エルベ(ポンシャラル/テック3のチーム代表)はヤマハからのサポートが得られなかったことが理由で、ヤマハとの関係を解消することを選んだとは思えない」

「エルベはサテライトチーム獲得を強く望むライバルからの提案を受けたため、ヤマハとの提携を終了させたのだろう。そのオファーは財政面や安定性、そしてバイクのパフォーマンスの面で魅力的なものだったのだと思う」

「もっと周りを客観視すれば、エルベがヤマハからのサポートを十分に受けていないことが理由で、関係を解消することを決断したわけではないということがわかるだろう」

「現時点でヨハンにファクトリーのバイクを提供していないことは事実であるが、我々は常に方針と契約を尊重してきた。エルベと交わした契約の中ではファクトリーのバイクを提供するという事項はなかった」

Additional reporting by Oriol Puigdemont

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この記事について
シリーズ MotoGP
ドライバー ヨハン ザルコ
チーム Yamaha Factory Racing
記事タイプ 速報ニュース