ロッシ、アラゴンで復活。初日FP走行も「決勝前にドライで走りたい」
右足の骨折からごく短期間でGPに戻ってきたロッシ。しかし土曜日にドライコンディションで走ることが必要だと語る。







ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、アラゴンGPの初日フリー走行に出走した。モトクロスでのトレーニング中に右足を骨折して以来初めて、MotoGPマシンに跨った。2回行われたセッションは、いずれも若干湿った”ダンプ”コンディションだった。
ロッシはこの日を、結局20番手で終えた。最速タイムをマークしたホンダのダニ・ペドロサから2.059秒遅れだった。
ロッシは走行中に足に「痛みを感じる」ことはなく、患部が腫れることもなかったと、走行終了後に語った。しかしその一方で、ウエットコンディションが走行を楽にしてくれたと認めている。
日曜日のレースに出走することができるかどうか尋ねられたロッシは、ドライの状態で”自分自身を”テストする必要があると語った。
「もしウエットコンディションなら、特に問題はないよ」
そうロッシは語った。
「ドライになれば、はるかに厳しくなるだろう」
「僕はもうちょっと乗ってみなきゃいけない。ドライコンディションでは、腕や肩にもっと力がかかることになる。なぜなら、ブレーキング時にバイクを止めるための力を、僕の足はまだ取り戻せていないんだ」
「ドライコンディション時にもうひとつ必要なことは、体重を一方から一方へ移動しなきゃいけないということだ。そして完全に傾ける時には、もっと体重をかけなきゃいけない」
「R1(今週初め、ロッシがミサノで乗った市販バイク)では、それを理解することができなかった。R1はノーマルなんだ。ウエットコンディション時のM1(ヤマハのMotoGPマシン)のようにね。しかし、ドライコンディションでM1に乗る時は、もっと傾け続けなきゃいけない」
「今日みたいなウエットコンディションなら問題はないんだけど、ドライでの状況を見るためには、明日を待たなきゃいけない。良いコンディションになることを願っているよ」
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | アラゴンGP |
ロケーション | モーターランド・アラゴン |
ドライバー | Michael van der Mark , バレンティーノ ロッシ |
チーム | Yamaha Factory Racing |
執筆者 | Jamie Klein |