ロッシ、ドヴィツィオーゾを例に「若手には時間を与えるべき」と主張

ロッシは、今年ベテランのドヴィツィオーゾがタイトル争いを演じたことから、若手には実力を発揮するための時間を与えるべきだと考えている。

 ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、”ベテラン”のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が今季初めてタイトル争いに絡んだことを踏まえ、若手ライダーにはパフォーマンスを発揮する時間を与えるべきだと語った。

 ドヴィツィオーゾは、2008年にMotoGPデビュー。ホンダとドゥカティのファクトリーチームに在籍したものの、タイトル争いを演じたのは今季が初めてだった。昨年のマレーシアGPで7シーズン振りの2勝目を挙げると、今季は6勝をマーク。MotoGP通算勝利数を一気に8勝まで伸ばす覚醒を見せ、最終戦までマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)とチャンピオンを争った。

 イタリアの大先輩であるロッシは、キャリアを通じて困難に直面してきたドヴィツィオーゾにとって”とても素晴らしいストーリー”だと語り、若い才能あるライダーは時に、パフォーマンスを発揮するのに必要な時間すら与えられないと主張した。

「僕からしたら、ドヴィツィオーゾのストーリーはとても素晴らしい。彼は、特にMotoGPキャリアの中で難しい時期を過ごしていた」

「彼は決して諦めず、信念を失わず、自分のことを信じていた。誰もが、彼を見て学ばなければならない」

「彼はこれまでの9年間で2勝を挙げていたが、今年は1年で6勝した。こんなことを達成するためには、強くなければいけないし、精神的にバランスが取れていなければならない」

「僕たちライダーは常に改善をしようと努力している。時間がないのはわかるけど、誰もがその時間を必要としているんだ」

「これはMotoGPやモータースポーツだけの話ではない。あらゆるスポーツで、誰もがすぐに結果を出すことを望んでいる。でも時間は待ってはくれないし、あまり待ってはもらえないんだ」

誰もが”マルケス”にはなれない

 来季、マルクVDSからMotoGPにデビューするトーマス・ルティは、現在31歳。125ccクラスと250cc/Moto2クラスで計16シーズンを過ごした。

 彼は最近、チームオーナーたちの考え方が変わってきているのを実感していると語った。昇格直後から結果を出しているマルケスのようなパフォーマンスを、すべてのライダーに期待するのは非現実的だと考えるようになっているというのだ。

「みんながマルケスや(ジャック)ミラーのような20歳くらいの若いライダーを求めている、信じられないような時期があった」

「今は、誰もがマルケスのようなライダーにはなれないことを多くの人が理解していると思う。何人かは物事を学ぶのにもう少し時間がかかるかもしれないけれどね」

「僕にとっては非常に厳しかった。僕は31歳で歳をとりすぎているから、もうチャンスはないと思っていた。でも(38歳の)ロッシがまだMotoGPで戦っていて、優勝もしている。それは非常に素晴らしいことだし、それが(昇格の)助けになったことは間違いない」

Additional reporting by Lena Buffa

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この記事について
シリーズ MotoGP
ドライバー アンドレア ドヴィツィオーゾ , トーマス ルティ , バレンティーノ ロッシ
記事タイプ 速報ニュース