ロッシ、ヤマハの弱点は電子制御だと指摘「感触は良いが、不安が残る」

バレンティーノ・ロッシは、ヤマハが電子制御の問題を早急に解決できなければ、開幕戦に向けて不安が残ると認めた。

 ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、ヤマハが厄介な電子制御の問題を早急に解決できなければ、2018シーズンの開幕戦カタールGPに不安要素を残したままで臨むことになると認めた。

 昨シーズン、ヤマハのマーベリック・ビニャーレスとロッシは、シャシーから良いフィーリングを得られず、トラクション不足にも苦しんだ。これを踏まえ、2018年のバイクは2016年仕様のバイクをベースにしている。しかしロッシは、タイでの公式オフシーズンテスト初日にまたしても同じような問題に苦しめられた。

 ロッシは、2016シーズンに電子制御ソフトウェアがマニエッティ・マレリ製に統一されて以来、ヤマハが遅れを取っていると認めた。ライバルであるホンダやドゥカティは、ヤマハよりもシステムをより良く”理解”しているという。

「コントロールソフトウェアがマニエッティ・マレリに移行した時から、僕たちは問題を抱えていると思う」とロッシは明かした。

「僕たちにとっては、ソフトウェアを理解するのが難しいんだ」

「ホンダとドゥカティは、僕たちが理解できていないことを理解できている。だから、できるだけ早く遅れを取り戻すことを願っている。なぜなら、現時点で僕たちがそれに苦しんでいるからだ。僕はそう思う」

「(問題があるのが)エンジンでもシャシーでも、スイングアームでもなく電子制御で良かった。数値を変更すれば、短時間で修正することができる」

「でも僕はかなり不安だ。なぜなら、すぐに修正できなければ何をすべきか分からず、開幕戦に向けて不安が残るからだ」

 昨シーズン、ヤマハが電子制御の改善により注力していれば、2017シーズンにもっと良い成績を残すことができたかと問うと、ロッシは次のように語った。

「2つの異なる要素が必要だった。ひとつは電子制御。ドゥカティやホンダはシーズン中にこれを大きく改善し、シーズン後半により強力になった」

「もうひとつはシャシーだ。今は、ブレーキングしてコーナーに入っていく時のフィーリングは良くなっている。だけど、もっと加速の面で改善が必要だ」

 39歳の誕生日を迎えたロッシは、テスト初日をトップで終えたカル・クラッチロー(LCRホンダ)から0.392秒遅れの8番手だった。いまだにコーナー出口で問題を抱えているものの、ロッシは今年のバイクが2016年仕様のバイクと近く、良い感触を持っているという。

「僕にとっては、今年のバイクは昨年よりも良いと感じている。感触が良いんだ」とロッシは付け加えた。

「2年前と同じような感触を持っている。そしてそれは非常に重要なことだ。なぜなら昨年、僕はかなり苦しんでいたからだ。おそらく、同じバイクを使っていたマーベリック(ビニャーレス)よりも苦しんでいた」

「しかし現時点で、ドゥカティのライダーたちの方が加速に優れている。彼らは電子制御の面で僕たちの先を行っているからだ」

Additional reporting by Oriol Puigdemont

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この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 Buriram February testing
サーキット チャーン・インターナショナル・サーキット
ドライバー バレンティーノ ロッシ
チーム Yamaha Factory Racing
記事タイプ 速報ニュース