ロッシ、開幕戦は”運頼り”!? ヤマハの加速問題解決に数カ月必要か

ロッシは、ヤマハのバイクが抱えている問題への対処に時間がかかる可能性があるため、2018シーズンの開幕戦は”運次第”になると認めた。

 ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、約1カ月後に迫っている2018シーズンの開幕戦カタールGP(3月18日決勝)について、良い結果を残せるかどうかは運次第だと考えている。なぜなら、ヤマハのバイクは加速の面で問題を抱えており、その解決に数カ月を要するとロッシはみているからだ。

 ヤマハは、昨シーズン中盤から不振に陥った2017年仕様のバイクではなく、2016年仕様をベースに最新バイクの開発を進めているが、バイクの加速に関して問題が”再発”。ロッシはタイ・ブリーラムで行われたオフシーズンテスト初日を終え感触自体は良いものの、カタールの開幕戦で競争力を発揮できるかどうかには不安が残ると語っていた。

 最終的にロッシは、トップタイムをマークしたダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)から0.730秒遅れの総合10番手でタイでのテストを終えた。

 ロッシは問題の原因がバイクの電子制御にあると指摘している。しかし、走行のたびにパフォーマンスが変化してしまっていることで問題の解決が難しくなっており、開幕戦直前にカタールで行われる最後のテストまでに、ヤマハが解決策を講じられるかどうか確信できていないと彼は述べた。

「何を期待していいのか分からないことが、大きな問題だ。まるでトランプで遊んでいるような感じだ」

「誰もがとても強く、とても僅差だ」

「そんな中で、僕たちは昨年のような状況に陥ってしまった。1日ごとはもちろん、午前と午後の間でさえ何かが変わってしまい、それを予想することができないんだ」

「僕のキャリアの中でも、昨年だけに起こっていた非常に奇妙な状況だ。ミシュランタイヤが導入された初年度でもなく、タイヤのパフォーマンスは安定性を増していた」

「昨年から、すべてのことが一瞬で変わってしまう可能性がある。今回は、ヤマハにとって難しいテストだった。(前回のテストが行われた)マレーシアではここよりも満足できていたし、カタールですべてが良くなることを僕たちは願っている」

「電子制御を中心に作業をしなければならないことは分かっているが、カタールでの次のテストまでに何か新しいことができるとは思っていない」

「これは(解決するまでに)数カ月を要することなんだ。それまでは、運に頼るしかない」

 2度のテストを終えたロッシは、ホンダだけが様々なサーキットで一貫して競争力を発揮できるようなバイクを作り上げることができていると考えているようだ。タイでのテストでは、初日はカル・クラッチロー(LCRホンダ)、2日目はマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がそれぞれトップとなり、最終日にペドロサが総合トップのタイムを叩き出している。

「僕が思うに、(セパンとブリーラム)両方のトラックで競争力を発揮できている唯一のマニュファクチャラーがホンダだ」とロッシは付け加えた。

「マルクだけではなく、ダニやクラッチローも強かった」

「セパンではドゥカティも速く、(ホルヘ)ロレンソがトップだったが、ここでは苦しんだ。だからカタールではどうなるんだろうね」

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 Buriram February testing
サーキット チャーン・インターナショナル・サーキット
ドライバー バレンティーノ ロッシ
チーム Yamaha Factory Racing
記事タイプ 速報ニュース