ロレンソとロッシ、サンマリノGP決勝後会見で口論

ヤマハのライダーふたりは、レース後の記者会見で、オーバーテイクについての意見が食い違い、舌戦を繰り広げた。

ロレンソとロッシ、サンマリノGP決勝後会見で口論
Valentino Rossi, Yamaha Factory Racing
Helmet of Valentino Rossi, Yamaha Factory Racing
Podium: race winner Dani Pedrosa, Repsol Honda Team, second place Valentino Rossi, Yamaha Factory Racing, third place Jorge Lorenzo, Yamaha Factory Racing
Polesitter Jorge Lorenzo, Yamaha Factory Racing
Valentino Rossi, Yamaha Factory Racing
Valentino Rossi, Yamaha Factory Racing
Jorge Lorenzo, Yamaha Factory Racing
Dani Pedrosa, Repsol Honda Team, Valentino Rossi, Yamaha Factory Racing
Dani Pedrosa, Repsol Honda Team, Valentino Rossi, Yamaha Factory Racing
Dani Pedrosa, Repsol Honda Team, Valentino Rossi, Yamaha Factory Racing
Valentino Rossi, Yamaha Factory Racing

 ヤマハのチームメイト同士であるホルヘ・ロレンソとバレンティーノ・ロッシは、サンマリノGP決勝後のプレスカンファレンスで、レース序盤のオーバーテイクに関する口論を展開した。

 スタート直後に先頭を走ったロレンソだが、2周目のターン14でロッシがこれをオーバーテイクした。

 このオーバーテイクの際、ロッシはロレンソのインに飛び込んだが、これに気付いたロレンソは、一瞬スロットルを緩め、マシンを引いたように見えた。

 ふたりは結局ホンダのダニ・ペドロサに抜かれ、ロッシが2位、ロレンソが3位でレースをフィニッシュすることになった。そのレース後の記者会見で、ふたりの緊張関係がピークに達した。

 ロッシはロレンソをオーバーテイクした際の動きについて、次のように説明した。

「ここミサノでは、オーバーテイクは少し難しいんだ」

「僕は最初から試してみたかったんだ。何かを変えたかったからね。ムジェロでは、僕はロレンソの後ろにいたし、アンラッキーだった。エンジンが壊れてしまったからね。だから今回は、僕は前に留まろうとしたんだ」

 ロレンソはロッシの動きについて、別の評価を下した。

「あなたがこの質問をするということは、それは多分、その動きが攻撃的だったということだね」

 ロレンソはそう語る。

「そうでなかったら、こんな質問はしないだろう」

「違う意見もあるだろう。ただ、僕の意見で言えば、そのオーバーテイクはあまりにも攻撃的だったと思う」

「彼はそのオーバーテイクを行う必要はなかった。しかし、あなたは知っている。これが彼のスタイルだってことをね。他のライダーのオーバーテイクは、もっとクリーンだ」

 このやりとりの後、会見はふたりの会話へと移っていった。

ロッシ「それは本当じゃない。他のオーバーテイクを見てみるといい」

ロレンソ「僕がバイクをまっすぐ走らせなかったら、僕らは一緒にクラッシュしたはずだ。多分、あなたはクラッシュしないだろう。でも僕はクラッシュするんだ」

ロッシ「何言ってるんだ? それは真実じゃない。僕は君に何を言えばいいのかわからないよ。僕はシルバーストンでの(マルク)マルケスについて言わなければならない。彼はこういうオーバーテイクを、10回もしてきたよ」

ロレンソ「まあ、それはあなたの意見だ。でも、僕の意見とは違うし、僕の意見を尊重しろよ」

ロッシ「なぜそんなことを言うんだ? それは真実じゃないよ。しかも、君はいつも攻撃的なオーバーテイクをするじゃないか」

ロレンソ「いつ?」

ロッシ「今は思い出せない。でも、もしレースをチェックすれば、テープをチェックすれば、僕は100回くらい……」

ロレンソ「まあいいや。笑うなよ。僕の意見を尊重しろよ。レースディレクションは、別の意見を持っているはずだ」

ロッシ「なぜ画像をチェックしないんだ?」

ロレンソ「僕はまだ画像をチェックしていない。これからするつもりだ。しかし僕からすれば、マシンをまっすぐ進めなかったら、クラッシュしていたはずだ」

ロッシ「そりゃあ同意できないね」

 ロレンソは今季限りでヤマハを離れ、そしてドゥカティに移籍する。そして、メディアに対してこう締めくくった。

「僕からしてみれば、彼があのオーバーテイクをする必要はなかった。今日の彼は速かったし、早かれ遅かれ、僕は彼に抜かれていただろう」

「しかし、彼は僕に対して攻撃的になる必要はなかったと思う。しかしもちろん彼は、別の意見を持っているみたいだけどね」

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