「ロレンソはストーナーほど”本能的”ではない」と担当エンジニア語る

かつてストーナーのエンジニアを務め、現在はロレンソのエンジニアであるガバリーニは、両者の共通点や相違点を語った。

 ドゥカティのクルーチーフであるクリスティアン・ガバリーニは、ホルヘ・ロレンソとケーシー・ストーナーを比較し、ロレンソはストーナーほど本能的なライダーではないと語った。

 ガバリーニは2007年からドゥカティでストーナーと組んでおり、彼がホンダへ移籍した際にはガバリーニもそれに伴いホンダへ移籍。2011年にもストーナーと共に仕事をしていた。

 彼は2012年にストーナーが引退した後もホンダに留まり、今年ドゥカティに復帰してロレンソのクルーチーフになるまでは、マルクVDSでジャック・ミラーのエンジニアを務めていた。

 今年からドゥカティのライダーとなったロレンソだが、厳しいスタートを切り、ランキング7位でドゥカティでの初年度を終えた。また今年は2008年にMotoGPに昇格して以来初めて一度も優勝を挙げることができず、7位という順位もMotoGPクラスにおいて最も低い成績となった。

 ガバリーニはmotorsport.comに対し、「ホルヘと仕事をするのは非常に難しいことだと皆が私に言ってきたが、それは事実ではなかった」と話した。

「彼に何かを説明すると、その話に同意しようとそうでなかろうと、彼はその理由を聞いてくるのだ」

 またガバリーニはロレンソとストーナーを比較し、こう述べた。

「才能という点では、彼らは同じようなものを持っている。ふたりともバイクに乗るために生まれたんだ。しかし性格や仕事へのアプローチの仕方は異なる」

「ケーシーは本能的なライダーだ。彼は何かを理解するのにも何度かコーナーを曲がればそれで十分であったし、何周も走り込もうとはしなかった。一方ホルヘはあまり直感に頼らず、自分の取り組み方を当てにしている」

「ホルヘは非常に正確で極めて注意深い。それに加えてバイクのフィードバックにはとても敏感だ」

 さらに彼は、ロレンソがシーズン序盤に苦戦してしまったことが、ガレージの中でもストレスを溜めることに繋がってしまったと語った。

「そういう時は私もプレッシャーを感じた。というのも、我々はホルヘと一緒に仕事をしているのに結果が出なかったからだ」

「しかしそれも我々の仕事の一部であり、ライダーをそういったプレッシャーから解放しなければならない」

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この記事について
シリーズ MotoGP
ドライバー Casey Stoner , ホルヘ ロレンソ
チーム Ducati Team
記事タイプ 速報ニュース