ロレンソ、ウェットの予選でもペースを発揮。「”サプライズ”ではない」
ロレンソは、ウェットコンディションとなった予選でも、パフォーマンスを発揮できたのは驚きではないと語った。








ヤマハのホルヘ・ロレンソは今シーズン、ウェットコンディションでペースに苦しむ場面が目立った。
しかし、今週のマレーシアでは、ウェットコンディションでも強さを発揮し、FP4で4番手となった後、ポールポジションを獲得したドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾから0.302秒遅れの3番手となった。
「雨が降ったセパンでは、僕は常に速かった。だから今週、雨が降った状態で僕に競争力があったのは、驚きではない」とロレンソは語った。
「トラックのグリップはすごく良かった」
「雨が降ったら、僕に競争力が全く無くなるというのは、真実だとは思わない。おそらく、僕は今年ミシュランタイヤにすごく苦しんでいて、特に雨になった最初の2レースは、フロントタイヤについて、良いフィーリングを得るのに苦しんだんだ」
「でも、ブリヂストンを履いていた過去には、雨のレースを勝っていた。ポールポジションを獲ったこともあるし、表彰台に乗ったこともある。ただ自信が必要なだけだ。それがないときには、速く走るのが難しいんだ」
「みんながドライレースを望んでいるはずだ」
ロレンソは、彼や他のライダー全員が、ドライでレースを戦いたいと思うはずだと語った。
「僕らは、完全にドライの状態でフリー走行を走っていない。セッション最後の数分になっても、まだいくつかウェットパッチがトラックに残っていたからね」
「けどグリップは素晴らしかった。僕らのバイクには良いグリップがあって、路面のバンプがなくなったのもすごく良いことだ。ドライでも、ウェットでも僕には競争力がある」
「ドライでは、4人のライダーが同じようなペースで走れるだろう。ウェットになったFP4と予選でも、僕は快適に感じていた。だからおそらく、(ウェットでは)マーベリック(ビニャーレス)よりも少しペースがあるだろう」
「けどあらゆることが起きる可能性がある。どのラップの、どのコーナーでもクラッシュする可能性がある。だから、みんながドライのレースを望んでいるはずだ」
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | マレーシアGP |
ロケーション | セパン・インターナショナル・サーキット |
ドライバー | ホルヘ ロレンソ |
チーム | Yamaha Factory Racing |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |