改良型GP18に好感触。ドヴィツィオーゾ「昨年型と比較の必要なし」
ドヴィツィオーゾは今シーズンのバイク『GP18』に好感触を示しており、昨年仕様のバイクとの比較は必要なかったと語った。









ドゥカティのホルヘ・ロレンソは、先週タイで行われた公式テストにて苦戦し、昨年のバイク『GP17』と今年のバイク『GP18』を比較していた。しかしチームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、彼自身にはバイクを比較する計画はなかったと話した。
マレーシアで行われた今年最初の公式テストでは非公式ながらもコースレコードを記録したロレンソ。しかし先週のタイでのテストでは一転して苦戦し、テスト最終日には昨年仕様のバイク『GP17』を使用するも22番手だった。
対照的にチームメイトのドヴィツィオーゾは7番手でテストを終えており、トップタイムのダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)からわずか0.4秒遅れだった。
ロレンソのようにもう一度昨年仕様のバイクと今年のものを比較する計画はあったのかと尋ねると、ドヴィツィオーゾはこう答えた。
「(2種類のバイクに)大きな違いはない。それはマレーシアで明らかだった。だから僕がもう一度バイクを比較する理由はない」
またドヴィツィオーゾは、テスト2日目に投入した改良済みのシャシーのポテンシャルを判断することができていなかったが、最終日にはそのシャシーのフィーリングにこれまで以上に満足できたという。
「大抵の場合、何かを試す時に短い時間で違いを感じ取るというのは簡単なことではない。チャンピオンシップのために判断を下すには、毎日異なるトラックでそれを試すべきだ」
「今日(テスト最終日)は昨日よりも理解できたことが少し増えていて、フィーリングも良かった。だけどカタールまで待たなければならない。判断を下すには、ふたつのトラック(マレーシアとタイ)はベストな場所だとは思っていない」
「それはさておきフィーリングは申し分ないし、スピードもあった。僕が他のライダーより速いのかそうでないのか、僕がどこに位置しているのか、それはわからない。重要なことではないし、現時点では気にしていない」
自身の立ち位置については話そうとしないドヴィツィオーゾだが、レプソル・ホンダのマルク・マルケスとダニ・ペドロサ、テック3・ヤマハのヨハン・ザルコは優勢に見えると指摘した。
「マルクは昨年のこの時期よりも調子が良さそうだ。ダニも調子が良いように思えるし、ザルコは経験を積んでいるからチャンピオンシップでは昨年以上に有利になるだろう」
「ヤマハのふたり(バレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレス)について推測するのはとても難しい。なぜなら、もちろん彼らはレースで速くなっているはずだからだ。外側から見ても、細かい部分を理解することはできない」
「プラマックのライダーたち(ダニーロ・ペトルッチとジャック・ミラー)も速かったし、バイクに満足しているようだ。今シーズンは彼らもかなり速いと思う」
Additional reporting by Oriol Puigdemont
この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | Buriram February testing |
ロケーション | チャーン・インターナショナル・サーキット |
ドライバー | アンドレア ドヴィツィオーゾ |
チーム | Ducati Team |
執筆者 | Jamie Klein |