ブリーラムで行われているMotoGP合同テスト。2日連続でルーキー最速をマークした中上貴晶はこの日、マルケスの走りを”学んだ”という。
タイのブリーラム、チャーン・インターナショナル・サーキットで行われている本GP合同テスト2日目。LCR Honda IDEMITSUの中上貴晶は、ルーキートップの総合15番手となる1分30秒901を記録した。
その中上は、同じホンダRC213Vに乗る昨年王者、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)の後ろをついて走るなど、そのテクニックを”学ぶ”チャンスを得たという。
「今日のテスト2日目は、セッションの終了間際にマルク(・マルケス)がタイムアタックをしていて、その後ろについて走ることができました」
中上はチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。
「マルクも僕が背後にいることに気づき、ついてくるようにと合図を出して引っ張ってくれました。マルクが1分29秒9を出した周だったので、彼の後ろについて走るのは厳しかったのですが、おかげで僕も1分30秒9を出すことができました」
「後ろからマルクの走りを見ることで、とても多くのことを学べるラップになりました。なかでも彼の力強いブレーキングと素早い加速は、とても印象的でした」
マルケスの後ろについて走ったラップが、この日の中上の最速タイムとなった。前日に引き続き、ルーキー勢トップのタイムである。
「今日もルーキー勢の最上位で終えることができて、良い1日になりました。コーナーの立ち上がりには改善の余地がありますが、収穫の多い1日だったので、明日はさらに学習を進めて前進をしたいです」
ブリーラムでの合同テストは、18日(日)が最終日となる。