









ホンダのマルク・マルケスは、予選終盤まで自身5度目のアラゴンでのポールポジションを獲得のために戦っていたが、ターン12でクラッシュしたことでそのチャンスを失った。
チェッカーフラッグの直前まで5番手を走行していたマルケスは転倒を喫した。これによりヤマハのマーベリック・ビニャーレスがポールポジションを獲得した。
予選後、マルケスはその転倒について説明し、強くプッシュしてターン12でイン側に寄りすぎたことを認めた。
「ミスがあったから、今日は満足できなかった」とマルケス。
「僕はできるだだけ速く走ろうとしていた。僕が想定していたようにプッシュできていれば、ポールを争うのに十分な速さを持っていたと思う」
「でも、僕はあまりにも強くプッシュしすぎた。そしてブレーキングポイントで少し膨らんだまま、コーナーに侵入してしまった」
「それが僕のミスだった。明日の決勝ではそのコーナーを気を付けなければならないね」
マルケスは決勝を2列目からスタートすることに対し次のように語った。
「様子をみてみるよ。明日のウォームアップでみんなさらに速くなると思う」
「特にマーベリックにはそうだろう。彼はポールにいると速い。それでも、改善できるようやってみるよ」
「レースは長くなると思う。ペースを作るのは難しいだろう。でも僕は5番目からスタートする。トラックや限界を理解することが重要だと思っている」
「昨年はポールからスタートしたけど、スタートから3周目にはミスをして5番手になっていた」
マルケスはクラッシュで終わった予選だったが、朝よりもフィーリングを改善できたと感じているようだ。
「FP3はすこし不運だった。最速を記録することができたけど、バイクのフィーリングが良く感じられなくて、セットアップは期待通りに機能していなかった」
「僕たちは午後に向けて大きな変更をいくつか加えた。その後、フィーリングが良くなったんだ。ペースを安定させるのが簡単になった。明日のタイヤをどうするのかまだ決まっていないけど、特にリヤタイヤが肝心だと思う」
「もうひとつは、タイヤの性能劣化だ。タイヤの劣化は激しいので、感触をつかむのが難しい」
Additional reporting by Oriol Puigdemont
【関連ニュース】
- アラゴンGP予選:復帰初戦のロッシ、驚異の3番手。ビニャーレスPP
- 驚異の回復劇。ロッシ3番グリッドを獲得もレースでの”苦戦”を覚悟
- ロッシ、アラゴンで復活。初日FP走行も「決勝前にドライで走りたい」
- ロッシの回復速度に驚くメディカルディレクター「並外れている」
- 雨の前戦で不調のペドロサ「雨のアラゴンで首位になった理由は分からず」
この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | アラゴンGP |
ロケーション | モーターランド・アラゴン |
ドライバー | マルク マルケス |
チーム | Repsol Honda Team |
執筆者 | Jamie Klein |