ロレンソ、今季未勝利も「後半戦でいつもよりリスクを冒せる」と誓う
今季未勝利のロレンソは、その事実にプレッシャーを感じておらず、逆に残りのレースでよりリスクを冒すことができると考えている。

ホルヘ・ロレンソは、ドゥカティ移籍後初勝利をまだ挙げることができていないが、それについてストレスは感じていないという。そして、今季残りのレースでよりリスクを冒すことができると感じているようだ。
今季、ドゥカティ移籍後最初のシーズンを過ごしているロレンソ。ここまでの最高成績は、ヘレスとアラゴンでの3位である。
ロレンソはMotoGP最高峰クラスデビュー以来、これまで毎年勝利を収めてきた。本人は今年は勝てない可能性が高いと認識しているものの、それは特に大きな問題だとは考えていないようだ。
「僕はそのことで頭がいっぱいになっていない。おそらく、今年は勝てない可能性が高いだろう」
「ドゥカティのマシンに乗ることは、どんどん楽しくなってきている。でも、今年ドゥカティでの初勝利を達成できるということを、保証するものではない」
今年はタイトル争いに加われていないロレンソ。そのため、大きなプレッシャーに晒されておらず、後半戦でリスクを負う余裕があると感じているという。
「残りの4レースはシーズン前テストとは違う。冬なら、転倒しても何も起きないからね。だからよりリスクを冒すことができる」
「失うモノは何もない。そうすれば、プレッシャーから解放されて走ることができる」
ブルノ以降、速さが”改善”しつつある
ロレンソは夏休み以降、”速さ”の伸び率が改善し、先頭集団で戦うことができるようになったと感じているようだ。
「ブルノ以降、僕らは速さをかなり改善してきた。そして、大きな進歩を遂げた」
「変更されたのは、物事の組み合わせだ。僕はこのチームと9カ月間共に仕事をしてきて、ブルノで一歩前進することができた。そして今、バイクを速くするために必要なことを知っている」
「今年の初めより、今は戦いに加わるのが楽になった」
「僕の将来の目標は、タイトルを獲ることだけじゃない。ドゥカティをグリッド上で最高のバイクにすることなんだ」
Additional reporting by Oriol Puigdemont
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | 日本GP |
ロケーション | ツインリンクもてぎ |
ドライバー | ホルヘ ロレンソ |
チーム | Ducati Team |
執筆者 | David Gruz |