冷静にレースをしていたマルケス。「転倒の前におかしなことは感じなかった」
マルケスは、セパンでの転倒は、フィリップアイランドでのクラッシュとは異なる原因で起こったと語った。








第15戦の日本GPで、3度目のチャンピオンに輝いたホンダのマルク・マルケスは、第17戦マレーシアGPのレースで4番手を走行中、12周目のターン11でフロントを失い、転倒を喫した。
同じく上位走行中にクラッシュしたカル・クラッチロー(LCRホンダ)やアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)と違って、マルケスはレースに復帰することができ、11位までポジションを回復してフィニッシュした。
彼は、前戦フィリップアイランドでトップ独走中に起こしたクラッシュは、3レースを残してチャンピオンを獲得したことによる、”過信”が原因だったと認めているが、今回のセパンでの転倒の原因は、過信ではないと語っている。
「今日は、フィリップアイランドとはまったく違うミスを犯した。僕はバイクの上で冷静になろうと努めていて、セッションの間、普通のレースをしようとしていた」とマルケスは語った。
「最後にプッシュをしようと待っていたんだけど、小さなミスを犯した。何もおかしなことは感じなかったから、同じラインをとったんだ。何もかもが同じだったけど、僕はクラッシュした。クラッシュの後、僕はチームのためにレースをフィニッシュする必要があって、ポイントを持ち帰る努力をする必要があると思った」
転倒がなければ、どんな順位でゴールできていたかと問われたマルケスは、レースを優勝したアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)を捕らえるのは不可能だったと感じているが、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)を倒すことは可能だったと語った。
「もしそこにいたら、バレンティーノはプッシュできたかもしれないが、ドヴィは僕たちより速かった」
「2位か3位は間違いなく可能だったけど、僕は結局クラッシュしているんだ。チャンピオンをもう獲得しているから良かったよ。もしそうじゃなかったら、問題だからね!」
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | マレーシアGP |
ロケーション | セパン・インターナショナル・サーキット |
ドライバー | マルク マルケス |
チーム | Repsol Honda Team |
執筆者 | Jamie Klein |