胃腸炎に苦しめられたマルケス。「セットアップの”ギャンブル”も失敗した」
マルケスは、胃腸炎に苦しみ、まだ状態は完璧ではないものの、決勝の目標は表彰台だと語った。






ホンダのマルク・マルケスは、胃腸炎に苦しみ、金曜日に行われたフリー走行2回目は、出走せずに終わった。
しかしマルケスは、土曜日のフリー走行3回目からセッションに参加。ウェットコンディションになった予選では、ポールを獲ったドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾから約0.4秒遅れの、4番グリッドとなった。
「今日は難しい日だった。けどまず何よりも、昨日よりはるかに状態が良いんだ。僕にとっては、それが最も大切だ」とマルケスは語った。
「身体的に僕は100%じゃないんだけど、はるかに良くなった。今はたくさん水を飲んでいる。今日はすでに4リットル飲んでいるんだ。明日、僕が良くなっていると、ドクターは言ってくれるだろう」
「1ラップのアタックでは速さがあるけど、(レースで)タイヤがどういう挙動をするのか、理解する必要がある。僕が思うに、誰も知らないと思うけどね」
「温度がどうなるのかも、チェックする必要がある。前後のタイヤのね。明日は表彰台を懸けて、バトルすることができると思う。優勝はどうかわからないけど、やってみるよ」
4番グリッドは”失敗ではない”と語るマルケス
マルケスはフリー走行4回目でトップとなったが、レプソル・ホンダのクルーは予選を前に、セットアップでギャンブルをしたが、それが功を奏さなかったと語った。
「FP4では感触はOKだったが、予選でリスクを背負い、セットアップを改善してみようとした」と彼は語った。
「もし明日のレースがウェットコンディションになったら、どのセットアップが良いのか、知っておく必要があった。セットアップを変えるのはリスクがあった。そして、それが悪い方に働いたんだ」
「だから、明日は取り戻す必要がある。けどFP4では僕らは速かったし、4番グリッドは失敗ではない」
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | マレーシアGP |
ロケーション | セパン・インターナショナル・サーキット |
ドライバー | マルク マルケス |
チーム | Repsol Honda Team |
執筆者 | Jamie Klein |