骨折で日本GP欠場のミラー「状態はほぼ100%」と母国での復帰に自信
マルクVDSのジャック・ミラーは、今週末に控えたフィリップアイランドでの母国レースに参戦することができると自信を持っている。











9月29日、ジャック・ミラー(マルクVDS)はマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)やアレックス・リンス(スズキ)、Moto2ライダーのファビオ・クアッタハッホと共にアンドラでトライアルバイクを使ったトレーニングをしていたが、この際に右脚の脛骨を骨折。これにより日本GPを欠場することになった。
しかしながら彼は、現時点で右脚は既に”ほぼ100%”の状態であり、自身にとってのホームレースにあたるオーストラリアGPで復帰することは十分可能だと主張した。
「脚はかなり良い状態だ。ほぼ100%だと言えるだろう」と、彼はレッドブルのウェブサイトにコメントを寄せた。
「僕は腫れを取り除くために物理療法をかなり行ってきた。(インシデントの)衝撃は小さかったし、脚を適切に動かせるようになるためのリハビリにも取り組んできたから、バイクに乗っても大丈夫だ」
「しばらくの間、右脚と一緒に金属パーツを"持ち運ぶこと”に慣れないといけないね。右脛骨の側面に金属プレートとボルトが8本入っている。彼らはクリスマスまで僕と一緒なんだ。今年のじゃないよ。つまり2018年末、丸一年の付き合いになるということだ」
「僕は出来るだけ早くそれを取り除いて欲しいと頼んだんだけど、みんながそうしない方がいいとアドバイスしてきた。だから、来シーズンもプレートが入ったままだ」
「今週末のレースへの正式な参戦許可を得るために、身体的にどうなっていなければならないか、僕には分からない。でもいざその時が来たら僕はやるよ」
「先週、僕はかなりの回復を遂げた。必要なら今すぐにでも走れる」
「ホームレースで復帰できるというのはボーナスみたいなもの。次戦がオーストラリアGPだから、フィリップアイランドだから復帰するわけじゃない。それがどこでも関係ない。僕はバイクに乗りたいし、準備ができているんだ」
ミラーは、右脚の骨折につながった事件をなんでもない事故だったと説明した。
「僕がしている仕事のことを考えると奇妙だけど、脚を骨折したのはなんでもないアクシデントだった」
「僕はマーベリックやリンス、クアッタハッホと、アンドラでトライアルバイクに乗っていた。そしてフロントホイールが滑ったから、芝生の斜面に右脚をついたんだ。それまで何百万回とやってきたようにね」
「だけどそうした時、脚から嫌な音がした。膝の上に大きな血腫ができて、膝の下では脛骨が折れていた。僕が足を下ろした時、筋肉が緊張していなくて脚が固定できていなかったんだと思う。そして骨が折れてしまった」
「もっとひどい怪我は以前に何度も経験していたし、何も感じなかった。僕たちはその日バイクに乗り始めたところから遠く離れた位置にいたので、骨折したままバイクで戻り、丘を下っていかなければならなかった」
「痛くはなかったけど、膝の上を見て僕は脱臼しているかもしれないと思っていた。実際はもっと悪かったけどね」
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | オーストラリアGP |
ロケーション | フィリップアイランド・グランプリ・サーキット |
ドライバー | ジャック ミラー |
チーム | Marc VDS Racing |
執筆者 | Andrew van Leeuwen |