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ヤマハ復帰のロレンソ、契約は今年で終わり? チーム上層「ヤマハに彼のシートは無い」

ヤマハのマネージングディレクターであるリン・ジャービスはMotoGPの来シーズンに向け、ヤマハ内にロレンソのシートは用意できないと語り、ドゥカティ復帰を応援する姿勢を見せた。

Jorge Lorenzo, Ducati Team, Lin Jarvis

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 2020年のMotoGPは新型コロナウイルスのパンデミックで長らく中断されてきたが、7月19日にスペインでの再開が決定。各チーム・ライダーはそこに照準を合わせ準備を進めている。

 新型コロナの影響でレースが中断されたことよってチームは財政面で打撃を受けているが、中でもヤマハは今テストチームを含む組織の再調整にも直面しているようだ。

 今年1月、ヤマハは2019年限りで引退したホルヘ・ロレンソをテストライダーとして起用することを発表。これは彼の現役復帰への布石ではないかという論調もあった。

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 しかし新型コロナの影響で大混乱となった今季、ロレンソはまだテストライダーとしての任務を本格的にこなすことが無いまま、半年の期間が過ぎてしまった。

 そうした状況で、ヤマハのマネージングディレクターであるリン・ジャービスは既にロレンソとの“別れ”を準備しており、さらにドゥカティとの契約すら後押しする旨の発言までしている。

「ロレンソとの計画は(新型コロナによって)深刻な影響を受けた。彼はセパンテストでの2日間しか乗っておらず、それも彼が再びバイクに適応するためのものだった。そのため、彼は我々の実になることはあまりできていなかった」

 ジャービスはそう語った。

「日本、そしてヨーロッパでテストが計画されていた。しかしそれもウイルスによって中止しなければならなかった」

 7月15日には開幕直前のテストが行なわれる予定だ。しかしジャービスによるとテストチームの日本人エンジニアを派遣することができないという。

「我々はシーズン中盤にミサノでのテストも予定しているが、それが可能がどうかは分からない。またホルヘと共に参加することは、現時点では日本人で構成されたテストチームがヨーロッパに入ることができないため、それも難しいだろう。非常にもどかしい状況だ」

 またジャービスは今季のワイルドカード参戦が禁止されたことで、期待が外れてしまったとも語っている。

「ワイルドカード参戦が禁止されたことで、我々は今年、ホルヘのレースを見ることは叶わなくなった。この件については非常に高い期待をもっていたが、もはやそれを続けることはできない」

 テストチームに関連する話では、6月23日からミサノで行なわれたドゥカティ主催のプライベートテストにも、ヤマハはテストチームを派遣することができないため、参加は見送らざるを得なかったようだ。

「我々はテストチームを派遣することができなかった。ヨーロッパから回すこともできたが、テストする物も、テストチームのエンジニアも無しでは、我々は何の情報も得られない」と、ジャービスは語った。

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■ロレンソ×ヤマハは今年で終わり?

 こうしてヤマハに復帰したロレンソの2020年は大きく計画が狂う結果となった。彼らの契約は2020年末で満期となるが、当初予定されていた80万ユーロ(約9600万円)というサラリーも、テスト任務ができていない状況を鑑みて改定されるようだ。またジャービスは来季以降の契約更新を否定していないが、状況によるとも語っている。

「合意を延長するなら、それは興味深いし、我々両方にとって価値の有るものになるはずだ。我々は今年何日ほどテストをできるかが分かるのを待ち、そして協力を続けるかを決める。両者が満足しているなら、話し合うだろう」

 そう語ったジャービス。しかし彼はロレンソのドゥカティへの復帰を後押しする姿勢も見せた。

 ドゥカティはジャック・ミラーの起用こそ決定済みだが、アンドレア・ドヴィツィオーゾとの交渉は継続中であり、可能性の上ではドゥカティ復帰も除外することはできない。

「ホルヘは今年テストライダーとなり、ワイルドカードでいくつかのレースを走ることを望んでいた。しかし個人的には、彼には秘めた理由があったと思う。馴染み有るヤマハのマシンで自信を取り戻すことができるのか、競い合うために復帰するモチベーションがまだ見つかるか、まだ自分は速くそして競争力があるのかを確かめるためだ」

「しかしバレンティーノ・ロッシはペトロナス・ヤマハと契約し、現役続行を決めたならば、ヤマハの4つのシートは全て埋まることになる。フランコ・モルビデリがヤマハに留まることも望んでいるんだ。だから、ホルヘのためのシートは無い」

「他のメーカーと話をしなければいけないだろう。ドゥカティのようにラインアップを確定させていないチームはまだある。彼らも今のところひとりしかサインしていないからね」

 

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