22年ぶり開催のMotoGPブラジルGP、レースウィークを前に豪雨で冠水被害。無事開催できるか?
MotoGPブラジルGPが今週末開催されるが、現地では改修されたばかりのサーキットが豪雨により一部冠水の被害が発生。レースウィークに向けても天候の不安が残っている。
MotoGPは今週末、ブラジルGPが開催される。22年ぶりの開催を目前にして、現地では天候の問題に頭を悩まされている。
ブラジルGPの舞台となるのはゴイアニア。このコースでのMotoGP開催は1980年代が最後となっており、復活に合わせてサーキットには改修工事が入った。
しかしそのサーキットは今週、大量の雨に悩まされている。周辺地域では今週を通じて雨予報となっていたが、16日(月)の午後からは激しい雨が振り始め、その後夕方には嵐に。雨は強まったり弱まったりを繰り返しながら、夜通し降り続いた。
翌17日(火)朝、サーキットのパドックへのアクセス用トンネルが、完全に冠水して通行が不可能になり、未舗装エリアや芝エリアにも水が溜まっている状況となっていた。この時点ではレーシングコースとピットレーン自体には、水たまりなどはできていなかった。
Goiania Rain Circuit
しかし午後になると再び激しい雨が降り始めた。その結果、路面に水が溜まる状況となってしまった。火曜午後の時点ではアクセス用トンネルは25cm以上の冠水となっていて、レーシングコースも最終コーナーからフィニッシュに向かう区間、さらにメインストレート終端からターン1にかけて、幅12メートルを覆うほどの冠水状態となった。
17日午後5時には、ゴイアニア当局側から、突発的かつ大規模な洪水の危険性があるとして、緊急警報も発令。住民に対して影響を受ける地域への移動を避けるように勧告が行なわれた。
この警報では住民の携帯電話に次のようなメッセージが送られていた。
「降雨に伴い突発的かつ大規模な洪水の危険がある。住民は安全な場所へ避難し、被災地域への移動を避けることが推奨される」
地元メディアによれば、気候危機対策部門のチームがすでに動員され、市内各地で重点監視ポイントの確認と予防的な対応が行なわれている。市当局は、これらの活動の目的はリスクの低減、住民への情報提供、そして万一の際の迅速な対応であるとしている。
■雨は続く。
サーキットでは、19日(金)に予定されている最初のセッションであるMoto3のフリー走行1回目(現地時間金曜午前9時)に向けて準備作業が集中的に進められている。月曜の降雨後、火曜早朝には排水作業が行なわれ、午前中の時点では気温30度を超え、雲越しの日差しもあり、アスファルトはほぼ乾いた状態に戻っていた。
しかし水曜も同様の作業が必要になる見込みだ。そして問題は雨予報が週を通して続いている点だ。雨が降り続けば最終的に水の蓄積が進み、ブラジルGPの開催に影響を及ぼす可能性もある。
それでもゴイアニアでは、イベント中止の可能性について語る者はほとんどいない。特に、最近カタールグランプリがシーズン終盤へ移動されたばかりなため、なおさらだ。
走行開始まで残り2日。主催者は、雨が弱まりMotoGPが再びブラジルで開催される準備が整うことを願っている。
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