16年王者マルケス”2015年にタイトルを失ったことが、今年のチャンピオンに繋がった”
3回目のタイトル獲得を決めたマルク・マルケスは、多くのクラッシュを起こした昨年の経験から多くを学んだと語る。







ホンダのマルク・マルケスは日本GPで勝利したことで、MotoGPで3回目、全クラス合計5回目のタイトル獲得を決めた。彼は今年、アプローチを穏やかにし、リスクを低減させたことが成功への鍵となったと語る。
「シーズンが開幕した時、僕らは多くのことに苦労したんだ」
マルケスはBTスポーツに対してそう語った。
「プッシュし続けるのが正しいと、僕らは常に信じていたんだ。しかし、今年は戦略を変更して、そして僕は落ち着いていたんだ」
「ある瞬間には、僕はもっとプッシュすることができた。そうすれば、もっと速く走れた。去年、僕は本当に多くのことに苦労した。シーズンが終わるまで、多くのプレッシャーがあったんだ。僕は強い男だけど、周囲に常に疑問があった」
「そして、僕は今年強くなって戻ってきた。それが最も重要なことだ」
マルケスはこれで今季5勝目。勝利数だけ見れば昨年と同じだが、昨年はリタイアが6回もあったのに対し、今年はゼロ。これが非常に有効に働いている。
「とても難しい1年だった」
2015年についてマルケスはそう語る。
「多分、それを理解するためにチャンピオンを失ってしまった。僕はひとつの方法でのみ乗ることができた。しかしチームの人達は『特には一貫性がより重要になる』と言っていたんだ」
「僕はそれを理解していなかった。そして、それを理解するために1年を費やし、チャンピオンを失った。しかし、人生で最も重要なものを僕は学んだ。そして、その経験を活かそうとしたんだ」
「もちろん、その経験を今年に活かそうとした。しかし、いくつかの場面ではリスクを負うことも必要だった。そしてその結果、僕は表彰台を手にし、そして勝利でレースを終えることができた」
タイトル獲得というプレッシャーから解放された後の残りの3レース、どんなアプローチをするか尋ねられたマルケスは、次のように答えた。
「多分、昔のマルク・マルケスが戻ってくると思うよ!」
この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | 日本GP |
ロケーション | ツインリンクもてぎ |
ドライバー | マルク マルケス |
チーム | Repsol Honda Team |
執筆者 | Charles Bradley |