2位ロレンソ、”チームオーダー”目に入らず「必要ないと思っていた」

ホルヘ・ロレンソは、マレーシアGP決勝でチームメイトを先行させろというチームからの指示を見逃していたと語った。

 マレーシアGP決勝、ドゥカティは1-2フィニッシュを達成した。優勝したのはタイトル争いをしているアンドレア・ドヴィツィオーゾ。中盤からレースをリードしたホルヘ・ロレンソは2位となった。

 マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が4位となったことで、ドヴィツィオーゾはタイトル争いを最終戦ヴァレンシアGPまで持ち越すことに成功した。

 ロレンソは、9周目にヨハン・ザルコ(テック3・ヤマハ)をパスし先頭に躍り出た。しかしその後すぐに、”マッピングを8に変更しろ”というメッセージが彼のバイクのダッシュボードに届いた。レース後、チームはこのメッセージが2番手を走るドヴィツィオーゾに順位を譲るよう、指示するメッセージだったと認めている。

 しかし、16周目までロレンソはリードを譲らなかった。ロレンソは最終コーナーで挙動を乱し、ワイドになったことでドヴィツィオーゾにトップを”奪われた”。その後は、プッシュしなかったと語ったロレンソは2位でレースを終えた。

 ロレンソにダッシュボードのメッセージについて訊くと、彼はそれを見ていなかったと主張。パルクフェルメでクルーと会うまで、ドヴィツィオーゾを先行させるように命じられたことに気づいていなかったという。

 それでも、ロレンソはタイトル争いの微妙なポイント差については認識しており、特にドヴィツィオーゾを優勝させる必要はないと考えていたと付け加えた。

「正直に言って、(メッセージを)見ていなかった」

「僕は次のコーナーに向けて、すごく集中していたんだ。雨の中では、集中力を欠くわけにはいかないから。ミサノで集中力を失った結果、どうなったか知っているだろう(先頭を走っていたロレンソは転倒)」

「もし本当に見たのなら、僕はそう言うだろう。だけど僕は見ていない。パルクフェルメで彼ら(チームスタッフ)が僕にメッセージを送ったと言ってきた」

「この状況で何をすべきか、誰かに言われる必要はないと思っていた。マルケスがクラッシュした場合は重要だということはわかっていたけど、彼は4番手か5番手にいることがわかっていた」

 2位でフィニッシュしたロレンソ。ヘレスとアラゴンで獲得した3位を上回り、今回のレースがドゥカティでのベストリザルトとなった。

 ロレンソはリードを失った後、ドヴィツィオーゾに追いつくことはできなかったと認め、壊滅的なミスを犯さないように注意しなければならなかったと語った。

「言うまでもなく、レースには勝ちたかったし、最後までプッシュしたかった」

「だけど、フロントが限界に達していて、最後までドヴィツィオーゾの近くに留まるためには、ブレーキングでかなり限界まで攻めなければいけなかった」

「ブレーキングで彼に近づいた時、何かおかしなことをしないようにしていた。フロントが切れ込んで、彼を巻き添えにする可能性もあったからだ。僕は落ち着く必要があった」

「彼はとてもうまくライディングしていて、少しギャップが開いた。僕も彼の近くに留まろうとしたけど、それは難しかった」

「ファイナルラップで雨が降り始め、彼が少しスローダウンし、僕たちがすごく近づいた。でも、おそらく何かをしようとしていたら、90%の確率でクラッシュしていただろう」

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この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 マレーシアGP
サーキット セパン・インターナショナル・サーキット
ドライバー ホルヘ ロレンソ
チーム Ducati Team
記事タイプ 速報ニュース