2017年王者マルケス「新しいフェアリングにはもっと一貫性が必要」

昨年のMotoGP王者であるマルク・マルケスは、新しいフェアリングを使用しても、一貫したペースを保つことができないと嘆く。

 昨年のMotoGPチャンピオンであるマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、セパン公式テストの2日目に、ホンダの新しいフェアリングをテストした。このフェアリングは、チームメイトのダニ・ペドロサや、LCRホンダのカル・クラッチローも試していた。

 ライダーたちはこの新しいフェアリングが、ウイリーを減らし、ブレーキに安定性をもたらしていることを認める。しかしながらマルケスは、ロングランをする際の影響を懸念しているようだ。

「もちろん、新しいフェアリングの目的はウイリーにある。ウイリーを止めるために、ダウンフォースを増やそうとしているんだ。でもダウンフォースを増やすと、当然トップスピードを失うことになる」

 そうマルケスはフェアリングについて語った。

「もちろんブレーキング時の安定性について言えば、もしウイングがあるならより良くなる。でも高速コーナーでのバイクは、少し難しくなったように見えるはずだ」

「新しいフェアリングを使用した時の、良いバランスを見つける必要があると思う。1周のアタックならうまく走れるし、速い。でもペースを一定に保つことについて言えば、フロントタイヤがオーバーヒートしてしまうことなどについて、少し心配している」

 ペドロサは新しいフェアリングを装着して「たくさんのテストをした」と語る。

「もちろん、ポジティブなものもいくらかある。ウイリーに関しては間違いなく良くなった。しかし、コーナーでの感触は少し異なっているんだ。だから、すべてのコースに対して適しているかどうか、確認する必要がある」

「僕らは今回、この仕様しか持っていない。今回初めて試したので、今ではいくらか情報を手にすることができた。だからホンダはフェアリングについてもっと取り組むべきだし、そしてこれが引き続き使われるのか、少し変更されるのか、それともライダーたちからのリクエストを受けることになるのか……確認してみよう」

エンジンのジレンマ

 フェアリングのテストに加え、ホンダのライダーたちは複数の仕様のエンジンもテストしている。昨シーズン終了後のバレンシアテストで使われたバージョンか、それともさらに最新の仕様にするのか、ホンダは現在選択作業を行っているのだ。

「基本的には最も新しいモノに注力している」

 そうマルケスは説明した。

「しかしもちろん、バレンシア仕様も試している」

「よく理解し、よく分析することが重要なんだ。このサーキットは、時に大きなミスを生むことがある。なぜならここではいつも、より多くのパワーとトルクを持っているなら、速く走れるし、良い気分になってしまうからだ」

「明日はどっちのエンジンが最高のモノなのか、決めなければいけない。だから本当に重要なんだ。ホンダのすべてのライダーが新しいエンジンを選ぶように思えるけど、正直なところ僕はまだいくつか疑問を持っている。なぜなら新しいエンジンには、他のサーキットでは苦労するかもしれないいくつかのポイントがあるんだ」

「ここは特殊なサーキットだ。こういうサーキットは、シーズン中2〜3カ所しかない。他のサーキットは全く異なる。だから理解するのが非常に重要なんだ」

 マルケスと同様に、ペドロサも最新仕様のエンジンに集中した。しかしながら彼は、バレンシア仕様のエンジンに戻した方がいいかどうか、明言を避けた。

「たぶん明日、僕らはもう一度古いエンジンに戻し、比較テストを行うチャンスがあると思う。それからどうなるか見てみることにしよう」

 そうペドロサは語った。

Additional reporting by Oriol Puigdemont

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この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 Sepang January testing
サーキット セパン・インターナショナル・サーキット
ドライバー ダニ ペドロサ , マルク マルケス
チーム Repsol Honda Team
記事タイプ 速報ニュース