「レースを走りきろうと決めていた」中上貴晶、満身創痍の身体でポイント確保

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「レースを走りきろうと決めていた」中上貴晶、満身創痍の身体でポイント確保
2019/07/08 3:56

ドイツGPを負傷を抱えながらも14位でフィニッシュし、ポイントを持ち帰った中上貴晶。サマーブレイクでの回復を目指すと語った。

 今季のMotoGP前半戦の締めくくりとなる第9戦ドイツGP。日本の中上貴晶(LCRホンダ)は前戦オランダGPで転倒に巻き込まれた結果、左足首を負傷した状態でレースウィークを迎えた。

 中上は歩くのにも松葉杖を必要とする状態にもかかわらず、予選で渾身の走りを見せてQ1を突破。Q2で10番手グリッドを獲得してみせた。

 迎えた決勝レースでは、スタートで16番手までポジションを落としたものの、徐々に追い上げを見せ、一時は13番手にまで浮上。終盤はペースを落としたことで14位フィニッシュとなったが、満身創痍の身体でポイントを持ち帰ってみせた。

「金曜日はそれほどではありませんでしたが、昨日、今日と痛みとの戦いになりました。今日もウォームアップ前と決勝前に痛み止めを打ちましたが、本来の自分の走りができず、厳しく苦しいレースになりました」と、中上自身も痛みとの戦いだったと、レースを振り返ってプレスリリースにコメントを寄せている。

「加えて、終盤の8周は、左側のリヤタイヤの消耗が激しく、それまでより1秒から2秒、ペースを落とさなくてはいけませんでした。そういう状態で14位で完走してポイントを獲得できたのはよかったです」

「予選は1周だけがんばって10番グリッドを獲得しましたが、決勝はそうはいきません。なるべく体力を温存してレースを走りきろうと決めていました。身体の動き、メリハリをおさえて走ることに決めて、リヤにソフトを選びました」

「なんとか最後まで持たせられるだろうと思っていましたが、タイヤを使いきってしまったのは残念でした。それがなければ、ブラドル選手とは戦えたのではないかと思います」

「これから夏休みに入るので、日本に帰って、MRIなどでしっかり検査と治療をして後半戦に挑みたいです」

 今戦を期にシーズンは折返しとなり、MotoGPは3週間のサマーブレイクを迎える。中上はここまでに50ポイントを獲得し、ランキング12位。既に昨シーズンに獲得したポイントを大きく上回っており、最高峰クラス2年目の中上の成長ぶりがランキングからも見て取れる前半戦だったと言えるだろう。

 また、中上は今年の鈴鹿8時間耐久ロードレースには参戦しない。このサマーブレイクで回復した中上が8月のチェコGPで復活した姿を期待して待ちたいところだ。

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この記事について

シリーズ MotoGP
イベント 第9戦ドイツGP
サブイベント Race
ドライバー 中上 貴晶