MotoGPオーストリアFP1|ジャック・ミラー、来季加入KTMの母国で速さアピール? 他ライダー突き放し首位
MotoGP第13戦オーストリアGPのフリー走行1回目が行なわれた。トップタイムを記録したのはジャック・ミラーだった。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
レッドブルリンクで開催されているMotoGP第13戦オーストリアGPのフリー走行1回目は、ドゥカティのジャック・ミラーがトップタイムを記録した。
オーストリアGP初日は雨に見舞われてしまいコースが濡れてしまったため、FP1はレインタイヤを装着してセッションスタートとなった。なおセッション開始時に既に雨は降り止んでおり、直前のMoto3クラスの走行もあり走行ラインは少しずつ乾きつつある状況だった。
コースコンディションの問題もあり、序盤の展開はゆったりとしたモノだった。ただそうした状況でも、2020年の大クラッシュを受けて今回の新設されたターン2のシケイン進入では、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)やアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)など、オーバーランを喫してしまうライダーも見られた。
日差しが射す中、セッションが半分ほど経過するとコースコンディションは急速に回復していき、場所によってはドライコンディションとなっている部分も生まれ始めた。この段階ではまだスリックタイヤへ履き替えるライダーは現れず。ラップタイムはミゲル・オリベイラ(KTM)がリードする形で、1分38秒035が暫定トップタイムとなっている。
セッション後半に入るとレインタイヤのまま各車が徐々にタイムアップ。スズキのジョアン・ミル、アレックス・リンスが共に1分37秒台に入れたと思えば、ヨハン・ザルコ(プラマック)が1分36秒台のタイムを記録し、暫定トップが入れ替わった。
残り15分を切ると、オリベイラなど一部のライダーがスリックタイヤでコースイン。それに続くような形で、コース上にはスリックタイヤで走るライダーが増えていった。
しばらくはスリックタイヤ勢のタイム更新は無かったが、残り10分頃になると続々とスリックタイヤ勢が本領を発揮してタイムを更新。タイムシートの並びは次々と入れ替わっていき、1分34秒台のタイムが続々と記録され始めた。
そうした中、レミー・ガードナー(テック3)が転倒。ただ大きなダメージはない様子だった。
残り6分、ジャック・ミラー(ドゥカティ)がそれまでのトップタイムを大きく更新する1分32秒987をマーク。暫定トップタイムとなった。
クアルタラロやザルコも自己ベストを更新していくが、暫定トップタイムのミラーはその後も他を大きく引き離すタイムを連発。最後のアタックで1分30秒756をマークしたミラーがFP1をトップタイムで終えた。2番手はザルコ(+0.618秒)、3番手はミル(+0.820秒)だ。
日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は終盤のアタックでしっかりとタイムを縮め、8番手タイム(+1.185秒)に食い込んだ。
なおポイントリーダーのクアルタラロは5番手(+1.017秒)、ランキング2番手のエスパルガロは17番手(+1.801秒)となっている。
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