MotoGPアルゼンチンGP、異例の初日キャンセルで新スケジュールはどうなる?
2022年MotoGPアルゼンチンGPの走行初日は、サーキットへの貨物到着の遅れにより中止となった。
MotoGPは、インドネシアからの機材輸送に遅延が発生したことにより、アルゼンチンGPの金曜日の走行を全てキャンセルする、異例の決定を下した。
新型コロナウイルスのパンデミックにより、2019年以来の開催となっているアルゼンチンGP。しかし、第2戦インドネシアGPが行なわれたロンボク島からの貨物便5機のうち、2機に遅れが生じた。
うち1機は、今も経由地であるケニアに留め置かれたままであり、木曜日の夜に離陸することを目指し、修理が進められている。
この貨物の遅れにより、MotoGPはアルゼンチンでの金曜日の走行をキャンセルし、アルゼンチンGPを2デイ開催に変更した。
■MotoGPが最後に2デイ開催となったのはいつ?
MotoGPはこれまでにも、セッションが中止となるような混乱を経験している。
2013年の日本GPでは、激しい雨と霧により金曜日の走行が中止に。土曜日のフリー走行3回目もディレイの後キャンセルとなったが、予選は無事土曜日に実施でき、日曜日に決勝レースが行なわれた。
それ以降も、スケジュールが一部キャンセルされた週末は何度かあった。2016年のオーストラリアGPでは、FP2が悪天候のため中止となり、2019年のオーストラリアGPでは強風のため予選が延期となった。
2017年のカタールGPでは、砂漠にあるため十分な排水設備が備わっていなかったロサイル・インターナショナル・サーキットに雨が降ったことで、予選がキャンセルされた。
2018年のイギリスGPでは、新路面の排水性能が低かったことから、路面コンディションが改善されずレースが中止になったこともある。
Andrea Dovizioso, Ducati Team
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
■貨物遅延の影響を受けているチームは?
現在、グレシーニ・レーシングの貨物がサーキットに全く届いておらず、ドゥカティのファクトリーチームとVR46も貨物が一部届いていないようだ。
またKTMのミゲル・オリベイラも、サーキットに届いているマシンが1台のみとなっているようだ。
■MotoGP2022年アルゼンチンGPの新しいスケジュールは?
金曜日の走行がキャンセルとなった結果、土曜日にフリー走行を2セッション(MotoGPは予選前に30分間のFP3実施)、予選までを行なう非常に慌ただしいスケジュールとなっている。
日曜日はウォームアップおよびレースが行なわれるが、当初のスケジュールよりもウォームアップの時間が長めに取られている。
土曜日のスケジュール(日本時間)
・FP1
Moto3 - 20:45~21:25
Moto2 - 21:40~22:20
MotoGP - 22:35~23:20
・FP2
Moto3 FP2 - 23:35~00:15
Moto2 FP2 - 00:30~01:10
MotoGP FP2 - 01:25~02:10
・予選
Moto3 Q1 - 02:35~02:50
Moto3 Q2 - 03:00~03:15
Moto2 Q1 - 03:30~03:45
Moto2 Q2 - 03:55~04:10
MotoGP FP3 - 04:25~04:55
MotoGP Q1 - 05:05~05:20
MotoGP Q2 - 05:30~05:45
日曜日のスケジュール(日本時間)
・ウォームアップ
Moto3 - 21:30~21:50
Moto2 - 22:00~22:20
MotoGP - 22:30~23:00
・レース
Moto3 - 00:00(21ラップ)
Moto2 - 01:20(23ラップ)
MotoGP - 03:00 (25ラップ)
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