「決勝ではポイントを目標に戦う」LCRホンダの中上貴晶、スプリントはチャタリングで苦戦。僚友ザルコも同様に苦しむ
MotoGP開幕戦カタールGPのスプリントレースを19位で終えた中上貴晶は、チャタリングが出たことで終盤は厳しいレースとなったと振り返った。
ルサイル・インターナショナル・サーキットで開催されているMotoGP開幕戦カタールGP。中上貴晶(LCR)は2日目のスプリントレースを19位と厳しい結果となった。
中上は大会2日目昼に行なわれた予選Q1とQ2の振り分けを決めるプラクティスを、20番手タイムで終了。そのため予選はQ1スタートとなったが、Q1トップとなったラウル・フェルナンデス(トラックハウス)から約0.8秒差の9番手でQ2へ進出することはできなかった。
スプリントレースでも苦しい状況は続き、19位でのフィニッシュ。ライバルの転倒があったことでひとつポジションを上げるのが精一杯だった。レース後に中上は終盤にチャタリング(異常振動)が発生し苦しい走りとなっていたと語っており、開幕前テストのようなペースで走れなかった原因を追求する必要があると説明した。
「今日はセッティングを変更して挑みました。タイヤも前後にソフトタイヤを選択しましたが、終盤はチャタリングで苦しい走りを強いられました」と中上は語った。
「開幕前のテスト走行のペースで走れなかったので、その原因を追及しなければなりません。しかし、今日はポジティブな面もありました。今大会はホンダ勢が全体的に苦戦しています。明日の決勝では、ポイント獲得を目標に戦います」
またチームメイトで16位となったヨハン・ザルコも同様にチャタリングで終盤に苦しんだと説明した。
「ラスト2周でいくつかポジションを落としてしまったけど、スプリントは僕らにとって楽観的なものだった」
「ライバル達となんとかバトルし、多くの情報を集めることができた。スプリント終盤はチャタリングが出てしまったことで、ポイントを獲得することができなかった。今回が最初のスプリントであることを考えると、僕らは正しい形で取り組んでいるし、セッションごとに進歩しているよ」
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