アプリリアのビニャーレスがスプリント初優勝! マルケス2位でドゥカティ入り後初表彰台|MotoGPポルトガルGP
MotoGP第2戦ポルトガルGPのスプリントレースが行なわれ、アプリリアのマーベリック・ビニャーレスが勝利した。
アルガルヴェ・インターナショナル・サーキットでMotoGP第2戦ポルトガルGPのスプリントレースが行なわれた。勝利したのはマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)だった。
ポルトガルGP予選ではエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)がポールポジションを獲得。2番グリッドにビニャーレス、3番手にはホルヘ・マルティン(プラマック)が続いた。
またヤマハ勢が予選Q2に進出し、ファビオ・クアルタラロが9番手、アレックス・リンスが11番手と開幕戦よりもかなり上の位置からのスタートとなった。
全12周のスプリントのスタートは、ポールシッターのバスティアニーニが若干出遅れ、ジャック・ミラー(KTM)が一気に先頭に躍り出た。2番手以降にはフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)、そしてビニャーレスが続き、ペースの上がらないバスティアニーニをマルク・マルケス(グレシーニ)が追い抜いて4番手に続いた。
先頭のミラーは2周目からライバルたちにかなりプレッシャーをかけられる展開。一方後続ではマルク・マルケスがビニャーレスをオーバーテイクし3番手に浮上した。
するとバニャイヤが最終コーナーでミラーを追い抜きトップが入れ替わった。ミラーは防戦一方となり、マルケスにも続けざまに追い抜かれてしまった。
レース序盤は転倒者が多く、リンス、ヨハン・ザルコ(LCRホンダ)やブラッド・ビンダー(KTM)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)の4名が転倒。最終的に4名はリタイアとなった。
マルケスは5周目にブレーキングでリヤが暴れる瞬間があり、それをなんとかセーブ。ただその一瞬で後続に追いつかれ、ビニャーレスにポジションを奪われて3番手に後退した。
先頭を走っているバニャイヤは安定したラップタイムを刻み続け、折り返しとなる6周目には1秒までリードを広げた。一方で3番手争いは、マルケスに対しマルティンが襲いかかりオーバーテイク。これでマルケスは表彰台圏外となった。
7周目、8周目とビニャーレスがトップとの差を縮め、0.7秒ほどまで近づいた場面があった。ただバニャイヤは余力があるようで即座に反応してペースを上げ、リードを1秒に保った。
しかしそのバニャイヤは9周目にターン1へ向けたブレーキングでマシンの挙動が乱れ、大きくコースを逸れてしまった。これでバニャイヤはポジションを一気に4番手まで下げた。
ライバルのミスからトップを走ることになったビニャーレスには、マルティンがホイールトゥホイールの位置につけ、オーバーテイクのチャンスを狙っていた。しかしビニャーレスは後半セクターで速く、なかなか追い抜きをしかけられないままだった。
そしてマルティンはラスト2周のターン14でミスがあり、ビニャーレスを逃がしてしまった。これが決め手となり、ビニャーレスはそのまま逃げ切ってトップチェッカー。スプリントレース初優勝を果たした。
2位争いはマルティンのミスをきっかけに、一気にマルケスが接近。ラストラップのターン5で、イン側にマシンをねじ込んでマルケスが前に出て、そのまま2位をもぎ取った。マルケスはドゥカティ陣営に移籍後2戦目で、早くも表彰台を獲得してみせた。
マルティンは勝利を争いながらも、ミスが響き最終的に3位。4位にバニャイヤが続いた。
日本メーカー勢はクアルタラロが9位で最上位。ホンダ勢ではジョアン・ミル(レプソル・ホンダ)が14位、中上貴晶(LCRホンダ)が17位でレースを終えた。
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順位 | ライダー | # | バイク | 周回数 | タイム | 前車との差 | 平均速度 | リタイア原因 | ポイント | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1 | マーベリック ビニャーレス アプリリア・レーシングチーム | 12 | Aprilia | 12 |
- |
12 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2 | マルク マルケス Gresini Racing | 93 | Ducati | 12 |
+1.039 1.039 |
1.039 | 9 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3 | ホルヘ マルティン Pramac Racing | 89 | Ducati | 12 |
+1.122 1.122 |
0.083 | 7 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4 | フランチェスコ バニャイヤ Ducati Team | 1 | Ducati | 12 |
+4.155 4.155 |
3.033 | 6 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5 | ジャック ミラー KTM | 43 | KTM | 12 |
+4.329 4.329 |
0.174 | 5 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6 | エネア バスティアニーニ Ducati Team | 23 | Ducati | 12 |
+4.384 4.384 |
0.055 | 4 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
7 | ペドロ アコスタ Tech 3 | 31 | KTM | 12 |
+5.088 5.088 |
0.704 | 3 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
8 | アレイシ エスパルガロ アプリリア・レーシングチーム | 41 | Aprilia | 12 |
+6.161 6.161 |
1.073 | 2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
9 | ファビオ クアルタラロ Yamaha Factory Racing | 20 | Yamaha | 12 |
+7.501 7.501 |
1.340 | 1 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
10 | ラウル フェルナンデス Trackhouse Racing Team | 25 | Aprilia | 12 |
+8.484 8.484 |
0.983 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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