ドヴィツィオーゾ、ホンダ&スズキと交渉? ”ドゥカティ残留が最優先”
ドヴィツィオーゾはホンダとスズキと話し合いを行っているとみられているが、ドゥカティ残留を最優先に考えている。






ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、ヤマハとスズキと話し合いを行っていると考えられているものの、ドゥカティ残留を最優先事項としているという。
2013年よりドゥカティに所属するドヴィツィオーゾは、昨年は6勝を挙げ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)とタイトル争いを繰り広げた。最終的にマルケスに敗れはしたものの、彼はランキング2位でシーズンを終えた。
そして今シーズンは開幕戦カタールGPで優勝し、まずはチャンピオンシップを一歩リードする形となった。
2017年にチームへ加入したホルヘ・ロレンソを大きく上回るパフォーマンスを発揮してきたドヴィツィオーゾだが、ロレンソと同様に今シーズン末でチームとの契約が切れる。彼はそれ以降の契約を確定させて欲しいと望んでいるようだ。
ヤマハ時代に3度のタイトルを獲得しているロレンソは、チームから1年間におよそ1200万ユーロ(約15億7200万円)の年俸を受け取っているとみられているが、一方ドヴィツィオーゾの年俸はおよそ200万ユーロ(約2億6200万円)であると考えられている。
ドヴィツィオーゾに近しい人物によれば、「ドヴィツィオーゾは自分が高い評価を受けていると感じている。彼は、チームがロレンソに高い年俸を支払わなければならないという言い訳を受け入れるつもりはない」のだという。
MotoGPに参戦しているワークスチームのシートは徐々に限られてきている。ヤマハでは、バレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスが2年契約を締結しており、ホンダではマルケスが2020年までチームに残留することが決定している。
なおマルケスのチームメイトのダニ・ペドロサに関しては、今シーズン限りでシートを失い、そこにドヴィツィオーゾが収まる可能性もあると言われている。
また昨年苦しいシーズンを過ごしたスズキは、アンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスとの現行の契約終了後に起用するライダーについて、いかなる契約も行っていない。
ドヴィツィオーゾはホンダとスズキの2チームと話し合いを行っているとされているが、あくまでドゥカティとの契約を延長することを最優先事項としている。
この記事について
シリーズ | MotoGP |
ドライバー | アンドレア ドヴィツィオーゾ |
チーム | Ducati Team |
執筆者 | Oriol Puigdemont |