電子制御の問題を抱えるロッシ「ここは1年で最も相性の悪いトラック」

シェア
コメント
電子制御の問題を抱えるロッシ「ここは1年で最も相性の悪いトラック」
Jamie Klein
執筆: Jamie Klein
2018/08/11 4:25

ヤマハのバイクが依然として電子制御の問題を抱えていることもあり、ロッシは、レッドブルリンクは最も相性の悪いサーキットだと話した。

 ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、電子制御が関係する加速の問題を抱えているヤマハにとって、長いストレートと低速コーナーが特徴のレッドブルリンクはカレンダーの中でも最も相性が悪いトラックであると認めた。

 ロッシは、FP1開始早々にリヤのスプロケットが破損してしまったため、バイクを乗り換えて走行を続けた。最終的にトップから1秒以上遅れた11番手でセッションを終えた。

 FP2では雨の影響もあり、セッション終了時の順位は10番手。金曜日の全体のタイムでは総合11番手のままだ。つまり、土曜日のFP3が再び荒れた天候となってタイム更新ができなかった場合、彼は予選Q1に出走しなければならない。

 ここまで、ヤマハは22レース優勝がない状況だ。そのヤマハにとって、低速コーナーと長いストレートのあるレッドブルリンクは、最も厳しいトラックのひとつである。

「長いストレートの後で、速度の落ちるヘアピンから1速か2速でまた走り出さなければならないなんて、僕にとっては最悪のコンビネーションだ」とロッシは話した。

「ここは、僕らが(他のライダーよりも)苦戦する場所だ」

「僕としては、このトラックレイアウトは(カレンダーの中で)最悪だと思う」

「僕たちのバイクは非常に優れたコーナリングスピードを発揮する。だからブルノやムジェロのようなトラックではプッシュできる。でもオーストリアにはそういう種類のコーナーは多くないので、とても厳しい」

「ブレーキングなどを含めて、あらゆるエリアの改善が必要だ。難しい状況だし、トップとのギャップは普段より大きい。僕らは苦戦している」

 またロッシは、ウエットコンディションにおいて、ヤマハが長い間抱えている加速の問題がいつも以上に目立ってしまったと述べた。

「ウエットでは、電子制御が関係している加速の問題が普段よりも顕著だった」

「グリップが大いに不足しているからだと思う。僕たちとトップのライダー達の差はとても大きくなっている」

 一方FP1を10番手で終えたチームメイトのマーベリック・ビニャーレスも、今週末の状況についてロッシと同様の考え方をしている。

「加速の問題は残ったままだ。このトラックでは苦労するだろう」とビニャーレスは語った。

「僕らにチャンスはない。バイクは機能しないけれど、現時点ではどうしようもない」

ランキング2位を保つことは難しい

 ロッシは現在ランキング2位につけており、首位のマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)との差は48ポイントだ。だが、オーストリアではドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾやホルヘ・ロレンソらに対して不利になることをロッシも認めている。

「アルゼンチン以外のレースでは、僕はトップ5でレースを終えている。優勝とまではいかなくても、何度も表彰台を獲得しているし、ポイントを無駄にしていない」

「僕はドゥカティよりも上にいる。それは彼らが何度かミスをしているからだ。でもチャンピオンシップで2位をキープすることはとても難しいだろう。特にドヴィツィオーゾやロレンソに対してはそうだ」

「だから、たとえ彼ら(ドゥカティ)の方が前でフィニッシュしたとしても、日曜日にポイントを確実に獲得することが非常に重要になる」

Additional reporting by Oriol Puigdemont

【MotoGP見るなら日テレジータス!】
予選から決勝まで、シリーズ全戦徹底中継!
第11戦オーストリアGP
予選:8月11日(土)19:30〜
決勝:8月12日(日)17:45〜
http://www.ntv.co.jp/G/motorsports/motogp/

次の MotoGP ニュース
オーストリア初日:ドヴィツィオーゾFP1首位、FP2は雨。中上16番手

前の記事

オーストリア初日:ドヴィツィオーゾFP1首位、FP2は雨。中上16番手

次の記事

Moto3オーストリア予選:ベゼッキ初PP。マルティン復帰戦2番手

Moto3オーストリア予選:ベゼッキ初PP。マルティン復帰戦2番手
Load comments