MotoGPチェコFP1:ドヴィツィオーゾが首位発進。中上貴晶は17番手に
MotoGP第10戦チェコGPのフリー走行1回目が行われ、アンドレア・ドヴィツィオーゾがトップタイムをマークした。
Andrea Dovizioso, Ducati Team
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第10戦チェコGPのフリー走行1回目が行われ、ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾがトップタイムをマークした。
2019年のMotoGPも後半戦に突入。舞台となるブルノ・サーキットの上空は曇り空に覆われ、気温22℃、路面温度26℃というコンディションでセッションがスタートした。
ポイントリーダーのマルケスは序盤からタイムシート上位に顔を出し、開始10分が経つ頃には1分56秒948でトップに立った。また、今戦と次戦イオーストリアGPはチームメイトのホルヘ・ロレンソの欠場が決定しており、その代役としてステファン・ブラドルが参戦している。
マルケスは前戦ドイツGPではカーボンフレームのテストも行っていたが、FP1では従来型のアルミフレームを使用しての走行だった。
セッション15分が経過したころには、ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハ)がターン8でアンドレア・イアンノーネ(アプリリア)にあわや接触かという場面も見られた。
サマーブレイク明けで、各ライダーが感触を確かめながらの走行ということもあるのか、なかなかタイムは縮まらず、しばらくマルケスの記録したタイムは更新されない状態が続いた。
淡々と走行がセッションが進行するが、残り11分にフランチェスコ・バニャイヤ(プラマック)がターン13で転倒。フロントを失ってのスリップダウンで、ライダーには怪我はない様子だった。
残り時間が5分となるとマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が1分56秒982までタイムを縮めて2番手に。アンドレア・ドヴィツィオーゾも1分56秒982を記録すると、そのままタイムを1分57秒919まで縮めトップタイムを更新した。
チェッカー後のラップではマルケスとビニャーレスが何度も交差し、サイドバイサイドとなる場面も見られ、レースさながらの緊張感が漂った。
最終的にトップタイムをマークしたのはドヴィツィオーゾ。チェコGPと次戦オーストリアGPはドゥカティのマシン特性に合うとされているサーキットが舞台だが、その前評判通りの結果となった。なお、チームメイトのペトルッチは13番手に留まっている。
2番手はポイントリーダーのマルケス。安定した走りでドゥカティの得意の地でも上位につけてみせた。
3番手はビニャーレス。オランダGPから走りが上向いているが、後半戦でもトップ争いに食い込めるかが注目となりそうだ。
日本の中上貴晶の1分58秒101の17番手という結果となった。サマーブレイク期間は負傷した左足の回復に当て、現在では痛みはないと語っているため、以降の走行でタイムを詰めてきそうだ。
チェコ出身、かつブルノ・サーキットの所有者を父に持つカレル・アブラハム(アビンティア)は19番手におわった。
【リザルト】MotoGP第10戦チェコGP フリー走行1回目
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | アンドレア ドヴィツィオーゾ | 17 | 1'56.919 | ||
2 | マルク マルケス | 18 | 1'56.948 | 0.029 | 0.029 |
3 | マーベリック ビニャーレス | 18 | 1'56.982 | 0.063 | 0.034 |
4 | ミゲル オリベイラ | 17 | 1'57.018 | 0.099 | 0.036 |
5 | Sylvain Guintoli | 16 | 1'57.371 | 0.452 | 0.353 |
6 | ジャック ミラー | 15 | 1'57.385 | 0.466 | 0.014 |
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