ドヴィツィオーゾ、”最初の”契約オファーを拒否も、チームは延長望む
アンドレア・ドヴィツィオーゾは、ドゥカティとの契約交渉において、最初の延長オファーを拒否した。







ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、ドゥカティとの契約交渉において、最初の延長オファーを拒否した。
2013年からドゥカティに在籍しているドヴィツィオーゾは、昨シーズンをマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)に次ぐランキング2位で終えた。ドヴィツィオーゾとドゥカティとの契約は2018年末までとなっており、彼は現在、契約延長に関する交渉を行っている。
ドゥカティのチームマネージャーであるダビデ・タルドッチは、ドゥカティはドヴィツィオーゾとの契約を更新できると自信を持っていると今月上旬に語っていた。しかし、最初のオファーはドヴィツィオーゾに断られたという。
ドヴィツィオーゾの代理人を務めるシモーネ・バッティステッラは、motorsport.comにこう語った。
「(契約合意には)はるかに遠い。ドゥカティと話し合いを行ったが、最終的に我々は、アンドレアが安心できるように仕事を続けていくと伝えた」
ドヴィツィオーゾは最近、ドゥカティのベンチマークライダーとしての地位を確立した。彼は直近の16レースで7勝し、今年は開幕3戦を終えてマルケスを1ポイント上回ってランキング首位につけている。
バッティステッラは以下のように続けた。
「ドヴィツィオーゾは桁外れなことや不可能なことを要求しているのではない。ただ彼がこなしている仕事を考慮した上で、彼にふさわしいものを要求している」
「しかし現時点では、我々は契約に至っていない」
ドゥカティの最初の契約オファーは断られ、さらにはドヴィツィオーゾがホンダやスズキと話し合いをしているという事実もある。しかしMotoGPのパドック内では、彼は最終的にはドゥカティとの契約を更新するのではないかと考えられている。
現行の契約下では、彼の年俸は200万ユーロ(約2億6600万円)以下と言われている。一方チームメイトのホルヘ・ロレンソの年俸は1200万ユーロ(約15億9600万円)とみられているが、ここ最近の彼の活躍はこの額に値していない。
苦戦の続くロレンソだが、先日スズキがアンドレア・イアンノーネの後任候補として彼の名前を挙げていると報じられた。つまり、ドゥカティとしてはドヴィツィオーゾがチームを離れるというのは考えられないことなのだ。
この記事について
シリーズ | MotoGP |
ドライバー | アンドレア ドヴィツィオーゾ |
チーム | Ducati Team |
執筆者 | Oriol Puigdemont |