MotoGP 2018

KTM代表、スミスを解雇しなかったのは「フェアではなかったから」

KTMのチーム代表は、もし2018年に向けてスミスを解雇していたら、それは”フェアではなかった”と語った。

 KTMのモータースポーツディレクターを務めるピット・バイラーは、シーズン中の解雇の噂もあったブラッドリー・スミスを来シーズンも起用する理由を語った。

 今シーズン、スミスはチームメイトのポル・エスパルガロに比べて苦戦が続き、2018年はテストライダーのミカ・カリオがKTMのシートを得るのではないかという噂まで流れていた。

 また7月のオーストリアGPをはじめ、カリオが3レースにワイルドカード参戦を果たしたことにより、この噂も激化していった。

 しかし10月の日本GP後、KTMは2018年もスミスとエスパルガロというラインアップを変更しないと発表した。またカリオもテストライダーを継続する予定で、来年は5回のワイルドカード参戦の機会を得ることになるようだ。

 なぜKTMはスミスの起用を継続したのかと尋ねると、バイラーはこう答えた。

「まず最初に、彼とは来年の契約があるのだ」

「それゆえ、彼が来年は乗らないということにはならなかった」

「しかし彼のレース結果はそれほど良いものではなかったので、外部からは大きなプレッシャーがあった」

「新しいバイクでもって新たなプロジェクトを始める時は、両方のライダーが大きなリスクを負っているということを考えなければならない」

「彼らが我々とサインした時、契約書類には空白があったし、彼らは事前にバイクを見ていなかった。最初のシーズンの途中でライダーを解雇するなんてフェアではない」

「彼には改善の時間を与えようと決めていた。彼は実際のレース結果以上に優れたライダーであるということを我々も知っている。彼にとっては何かが良くなくて、フィーリングも悪かったのだ」

「プレッシャーがますます大きくなっていった時に、(終盤のフライアウェイ連戦が始まる前に)契約を保持することを確認し、この大きな負担を取り除くための機会を得た」

シーズン終盤は”まるで別人”だった

 スミスは、ランキングにおいてもエスパルガロに遅れをとってしまった(エスパルガロ17位、スミス21位)。しかしもてぎでは転機が訪れ、予選では今シーズンベストとなる7番手を獲得した。

 また終盤は3レース連続し12位以内でフィニッシュし、ポイントを獲得。バイラーは、この終盤戦の結果には、KTMが繰り返しスミスをサポートしてきたことは正しかったのだということが示されていると語った。

「我々は別人のライダーを見たようだった。彼は(終盤の)3レースで非常に良い結果を残した」

「我々が今どこに位置しているのかというのを考えると、この位置にいるのはふたりのライダーのおかげだ。彼が来年もチームに残ること、我々の一員であることを正式に発表できて、私は嬉しく思っている」

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この記事について
シリーズ MotoGP
ドライバー ブラッドリー スミス
チーム レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
記事タイプ 速報ニュース
Topic MotoGP 2018