MotoGPを去るロッシに、16年共にした愛機YZR-M1がラブレター。タイトル4回、56勝を記録

2021年のMotoGP第18戦バレンシアGPをもって現役を引退したバレンティーノ・ロッシ。長年共に過ごしたYZR-M1からのメッセージが、ヤマハから公開された。

MotoGPを去るロッシに、16年共にした愛機YZR-M1がラブレター。タイトル4回、56勝を記録

 2021年のMotoGP第18戦バレンシアGPをもって、現役を引退したバレンティーノ・ロッシ。26年間に及ぶキャリアのうち、16年間をヤマハで過ごした彼に、愛機YZR-M1からの動画メッセージが送られた。

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 動画では2004年にロッシがヤマハに移籍した当初から2021年まで、ロッシとYZR-M1が過ごしてきた思い出深いシーンと共にこれまでのキャリアを振り返っている。

 ロッシはヤマハで4回のライダーズタイトルを獲得。通算勝利数は56勝を数えている。


 2004年2月24日土曜日のことをまるで昨日のことのように思い出します

 マレーシアでのファースト・デート

 私はずっと前から、あなたのようなひとを待っていました

 緊張していましたがお互い一目惚れでした

 そしてこの関係がとても特別なものになるとすぐにわかりました

 一生に一度あるかもしれない閃きとともにパズルのすべてのピースが揃いました

 2004年ウェルコム(※南アフリカ)の芝生の上で寄り添ったときのことは決して忘れません

 一緒にいることの大切さとこれが始まりに過ぎないことを2人だけが気づいていました

 私たちはMotoGPで4つのタイトルと56回の勝利を手にしてきました

 それによって世界中の何百万もの人々に喜びをもたらし、忘れることのない思い出をつくりました

 ともに手を携えて歴史をつくってきたのです

 あなたは再び私を強くしてくれました

 大切にされ愛されるようになりました

 あなたが私をまた愛されるようにしてくれた

 バレンティーノ あなただけがその力を持っていたのです

 そしてあなたのことを心から信頼し 心の底から応援していました

 私はあなたと一緒に戦ってきましたが

 最後まであなたをワクワクさせることができたのは私だけでした

 ウェルコムでのファーストキスからバレンシアでのラストダンスまで私たちはたくさんの素晴らしい旅をしてきました

 なかでも2008年のラグナセカと2009年のカタルニアは特別でした

 あの頃私達のような走りは誰にもできませんでした

 2009年のアッセンもそうです。あなたを後押しして100勝目を実現しました。まさに魔法のような勝利でした!

 輝かしいキャリアの16年間をあなたと走りました

 あなたも私を心から信頼してくれました

 ムジェロからもてぎ シルバーストンからセパン そしてバルセロナからブリラムまでいつも互いに支え合ってきました

 私はすべてを捧げあなたはそれに応えてくれたのです

 グリッドでのあなたとの会話を私はこれからもずっと大切にしていきます

 あなたは私とともに世界に立ち向かっていました

 私たちは常に力の限り戦ってきたのです

 でも残念なことにどんな美しいラブストーリーもいつか終わりを迎えます

 バレンティーノ あなたは私の一部です

 私の歴史の重要な一部です

 今日もそしてこれからもずっとあなたは私の一部であり続けるのです

 私達の絆は本当に特別なものです。私はこれからあなたが思う以上に大きな寂しさに包まれるでしょう

 ありがとう バレンティーノ

 Your YZR-M1


 
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