マルク・マルケス、手術受けた右腕の理学療法を開始へ。術後6週間の経過は良好
ホンダは右腕骨折の手術を受けたマルク・マルケスの状態に関して最新情報を公開。経過は順調で、理学療法を開始することが分かった。
現在右腕の骨折に対する手術を受け、その療養中となっているマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)だが、理学療法を開始することが分かった。
マルケスは2020年のMotoGPスペインGPで激しく転倒した際に右腕上腕骨を骨折。その後は計3回の手術を経て、2021年シーズンの序盤戦からレースシーンへ復帰していた。
ただ今年5月、マルケスは右腕の4度目の手術を受けると発表した。3度手術を受けた右腕の状態が良くないため、さらなる検査の結果手術を受けることになったのだ。
彼は6月末に術後の経過は良いと明かし、今後のキャリアに向けて”希望”を抱いていられるとスポンサーであるレプソルのサイトに文章を綴っていた。
そして7月15日、ホンダはマルケスの体調に関する最新情報を公開。術後6週間の検査の結果、上腕骨は正しく結合するなど経過は良好。回復は次のステップに入っており、理学療法を開始すると明かされた。
メイヨー・クリニックのサンチェス・ソテロ医師は、マルケスの状態について次のように説明している。
「右腕上腕骨の手術から6週間後に受けたメディカルチェックの結果、右腕の可動性と、強度回復プログラムの実施を可能とする良好な臨床的及び放射線検査的進化が確認された。患者は今後6週間以内に、新たな確認を受ける予定だ」
また、マルケスは次のようにコメントしている。
「回復プロセスの中で、重要な一歩を踏み出すことができた。2回目の検査で、ドクターは右上腕骨が適切に結合していると確認してくれた」
「このおかげで、僕らは右腕の理学療法と、有酸素運動を始めることができる。回復プロセスをさらに進めて腕の可動性を回復させられることに、とてもワクワクしている」
「そして治療にあたってくれている医療チーム全体に感謝したい」
2022年のMotoGPは8月初週にシーズンが再開予定で、残るレースは9戦となっている。
ホンダのチームマネージャーであるアルベルト・プーチは、マルケスの年内の復帰が2023年型マシン開発には重要だとも語っているが、復帰時期や、2022年中の復帰が可能かは、依然として不明となっている。
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