ミラーの代役青山博一「目標は”ひと桁”」。野左根も急遽参戦決定

いよいよ開幕する日本GP。ワイルドカード参戦の中須賀克行、ミラー代役の青山博一、そして野左根航汰もフォルガーの代役を務めることになった。

 木曜午前のツインリンクもてぎは秋晴れの好天だったが、今週末はかなりの確度で雨になるとの気象予報どおり、正午を過ぎた頃から徐々に日射しは陰って雲り空になってきた。とはいえ、明日からの走行に備えて準備に余念がない日本人選手たちは、パドックで出会った際に軽く言葉を交わすその口ぶりからも、ホームグランプリに向けて士気を高めている様子が充分に窺える。

 Team Estrella Galicia 0,0 Marc VDSのジャック・ミラーが負傷したことにより、代役参戦を果たす青山博一も、久々のレースに気合いを高めながら、一番の不安要素は雨になりそうなコンディションだと話す。

「雨になると皆にチャンスがあるけれども、ライダー心理としてはドライで気持ちよく走りたかった、というのは正直な気持ちですね」

 青山は明日からミラーのマシンで走行するが、青山がマシン開発を行っているテストチームを率いるHRCの荒木友則氏が帯同することになった。

「荒木さんが僕の乗ってる車両のデータをチームに落とし込んでくれるので、いつも乗っているバイクに近い状態で走れると思います。レースを走るのはほぼ1年ぶりなので、まずはさび落としじゃないけど、レースの感覚をまず取り戻して、自分の位置を見つけてそのなかでどれだけ上がっていけるか、ですね。MotoGPは猛者ばかりだから難しいと思うけれども、予選ではQ2に入るのを目標にし、決勝は……どれくらいですか?」

 そう隣にいた荒木氏に訊ねると、「(目標は)やはり、ひと桁じゃない?」という返答だ。

「ハードル高いんですよ、荒木さん」と青山が苦笑すると、「最初からヌルく行くと、ヌルい結果しか得られないからね」と荒木氏は穏やかな笑みながら、厳しい言葉を返す。レギュラーライダーたちの中で好結果を出すのは容易ではないだろうが、日本のファンにとって青山の走りは、ワイルドカードの中須賀克行(ヤマハ)とともに、注目対象になるだろう。

 日本人選手に関連する話題では、Monster Yamaha TECH3のジョナス・フォルガーが体調不良により帰国することになった。チームの発表によれば、翌週のオーストラリアGPも99%欠場するだろう、とのことだ。彼の日本GP欠場により、一部で急遽浮上し始めたのが野左根航汰の名前だ。野左根の代役参戦は、午後6時を過ぎた頃にまずDORNAから告知され、ほどなくチームからもリリースが発行された。つまり明日から始まる日本GPには、3名の日本人選手がMotoGPクラスに参戦する、ということになる。

取材・執筆/西村章

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この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 日本GP
サーキット ツインリンクもてぎ
ドライバー 青山 博一 , 中須賀 克行
記事タイプ 速報ニュース