ロッシ、アラゴンGP出走へ。トレーニング中の怪我の経過は”良好”

バレンティーノ・ロッシは、負傷してからまだ日が経っていないにもかかわらず、アラゴンGPに出場する見通しを示した。

 ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、8月末にモトクロスに乗ってトレーニングしていた際に負傷。この影響で前戦のサンマリノGPに続き、今週末のアラゴンGPも欠場する予定となっていた。しかし今週初めに行われたプライベートテストでの結果が良好であり、医師の診察もパスしたことから、ロッシはアラゴンに向かい、レース出走を”試みる”ことを決めた。

 ロッシは8月末にモトクロスに乗ってトレーニングしていた際にクラッシュ、右足を骨折するという大怪我を負った。この影響で、母国で行われたサンマリノGPを欠場することを余儀なくされた。

 ヤマハはロッシの代役として、ワールドスーパーバイク選手権に出場中のマイケル・ファン・デル・マークを招聘。アラゴンGPで走らせる準備を整えていた。チームマネージャーのリン・ジャービスも、ロッシがアラゴンで走るのは”事実上不可能”であると語っていた。

 しかしロッシは、怪我を負ってからまだ日が経っていないにもかかわらず、今週の月曜日と火曜日の2日間、市販バイクに乗り、ミサノでテストを行った。その後、水曜日には怪我の回復状況についての診察を受けた。

 これらの状況を受け、ヤマハは次のように声明を出した。

「ロッシは今週の月曜日と火曜日に、ミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリで、事故後最初の走行を行った。そして今日(水曜日)に診察を受けた」

「この検査の後、ロッシは今週末のレースに参加するため、アラゴンに向かうことを決めた」

「彼はモーターランド・アラゴンのチーフ・メディカル・オフィサーの診察を受け、週末のレースに参加するのに相応しいと宣言されなければならない」

 ロッシ曰く、ミサノでのテストは、非常にポジティブだったという。しかし本当にグランプリに参加できるかどうか、その最終的な答えはFP1の走行で出されるはずだと考えている。

「幸いなことに、僕は昨日、ミサノでYZF-R1Mに乗り、良いテストを走ることができた。前日にもテストしたけど、数周したところで雨が降ってきてしまった。昨日は20周を走り、僕は探していた答えを見つけることができた」

「最終的に、テストはポジティブだったし、ルッチーディ医師と彼のスタッフにお礼を言いたい。彼らは、僕がバイクに乗っている時に、脚に痛みをできるだけ感じないよう、最善の解決策を見つけるのを助けてくれたんだ」

「テストの最後には、少し痛みがあった。今朝、僕はパスカレッラ医師の元を訪れ、メディカルチェックを受けたけど、ポティブな結果だった」

「そして最終的に、僕はアラゴンへと向かい、今週末にM1(ヤマハのMotoGPマシン)乗ってみることを決めた。もし、乗ることを許可された場合、FP1でその本当の答えを出せるだろう。なぜならM1に乗るのは、本当に大きなチャレンジだからね」

 ロッシは今季、10回目のタイトル獲得を目指している。しかし、前戦を欠場したこともあり、ポイントリーダーのマルク・マルケス(ホンダ)とアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)から、42ポイント差をつけられている。

 今季残りは5レース。最大でも125ポイントしか獲得することはできず、正直タイトル獲得は厳しい状況となっている。怪我をした直後には、今季のタイトルを諦める旨を語っていたロッシが、この後どんなレースを見せるのか、注目である。

 なお、ロッシの代役に”決定”していたファン・デル・マークは、予定通りアラゴンに向かう予定だ。そして、ロッシが”やはり走れない”ということになれば、彼のMotoGPデビューレースということになるだろう。

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この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 アラゴンGP
サーキット モーターランド・アラゴン
ドライバー Michael van der Mark , バレンティーノ ロッシ
チーム Yamaha Factory Racing
記事タイプ 速報ニュース