マルクVDS、不満を抱くホンダ陣営を離れ、ヤマハのサテライトに?

マルクVDSは、テック3に代わってヤマハのサテライトチームとなる契約締結に向けて動き出しているようだ。

 2015年からMotoGPに参戦しているマルクVDSは、これまでホンダからバイクの供給を受けていたが、来季からのヤマハとの契約に向けて動き出しているようだ。

 チーム代表のマイケル・バルトレミーは、ジャック・ミラーがチームを離れ、プラマック・ドゥカティへと移籍する際に、チームとホンダとの関係に不満を露わにしていた。

 ホンダは現在LCRとの関係を深めており、ホンダとファクトリー契約を結んでいるカル・クラッチローと中上貴晶をLCRで走らせている。

 テック3は、2018シーズン終了後にヤマハと長年続いていた提携を終了。昨年、最高峰クラスに新規参入したKTMのサテライトチームとなることを選択している。

 ヤマハ唯一のサテライトだったテック3の後釜には、アビンティアやアンヘル・ニエト(アスパー)といった、現ドゥカティサテライト勢も興味を示している。しかし契約交渉を進める上で、バレンティーノ・ロッシの存在がネックになっている。ロッシが現役を引退した場合、彼のチームであるVR46がMotoGPに参戦し、ヤマハのサテライトチームとなる可能性が高く、その状況でチームがどうなるかは不透明だからだ。

 また、現在マルクVDSに所属するルーキーのフランコ・モルビデリはロッシ主宰のVR46アカデミー出身のライダーであり、チームとヤマハとの今後の交渉が円滑に進む材料となりうる。

 ヤマハのチーム代表であるリン・ジャービスは、モルビデリについて今季の開幕戦カタールGPの際に話題に挙げていた。

「我々は、VR46アカデミーと関係を築いている」とジャービスは語った。

「我々はライダー市場全体を分析しているが、VR46アカデミーの構造に賛同しているし、彼らのうち一人を、適切な時期に迎え入れたいという考えを持っている」

「その良い例がモルビデリだ。我々にはその機会があり、彼には本当に興味を持っていた」

「しかしその時、すでにテック3はジョナス・フォルガーとヨハン・ザルコと契約していた。我々も、ロッシとマーベリック・ビニャーレスとの契約を有していた。我々には、彼のためのバイクがなかったんだ」

「(フランチェスコ)バニャイヤも、興味深い例だ。テック3が我々との関係を解消すると決めた時、我々は彼を起用する可能性を考慮していたのだ」

 なお、現在Moto2クラスでの2年目のシーズンを送っているバニャイヤは、先月ドゥカティとワークス契約を締結。2019年よりプラマックからMotoGPデビューすることがすでに決定している。

 マルクVDSはこれまで、スズキと長期に渡って協議を行ってきたと考えられている。しかしスズキがサテライトチーム獲得に躊躇したことで、マルクVDSはヤマハとの提携に切り替えたようだ。

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この記事について
シリーズ MotoGP
チーム Marc VDS Racing
記事タイプ 速報ニュース