ドヴィツィオーゾ”4度目の正直”「勝つのは義務のように思っていた」
3年連続で開幕戦2位に終わっていたドヴィツィオーゾ。しかし今年遂に勝利を収め、その心境を語った。









ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、2018年のMotoGP開幕戦カタールGPで勝利を収めた。
プレシーズンテストから好調だった今年のドヴィツィオーゾ。しかしその勝利は簡単なモノではなかった。
5番グリッドについたドヴィツィオーゾは、スタートを失敗し一時後退すると、その後徐々に順位を上げていった。そしてレース終盤は昨年の王者であるマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)との一騎撃ちとなり、わずか0.027秒差での勝利だった。
「僕は3年連続で開幕戦2位だった。だからここに来る前には、勝つことが義務のように感じていた」
ドヴィツィオーゾはそうBTスポーツに対して語った。
「バイクはとても良い状態だった。だから過去のレースよりも楽だった。僕らのフロントタイヤはとてもうまく機能していたし、僕のバイクとライディングスタイルは、タイヤに対してとてもよく働いていた」
「しかしリヤは柔らかかった。昨年、最も柔らかかったタイヤよりも、さらに柔らかいんだ。だから、僕らはレースの3/4をプッシュしなかった。それが(ヨハン)ザルコ(テック3・ヤマハ)がレースをリードしていた際、誰もプッシュしなかった理由だ」
「最終ラップに差を作りたかったけど、僕はレースをコントロールしていたので、グリップがなかった。1分55秒台前半で走ったけど、ギャップを作るには十分ではなかった」
「それはこのレースの悪い部分だった。なぜならホンダがバイクを改良し、マルクがそこにいるということが確認されたからだ」
開幕戦で勝利したものの、ドヴィツィオーゾはタイトル争いに向けて慎重な姿勢を崩さない。そして次戦アルゼンチンGPと続くアメリカGPでも、好結果を残す必要があると強調した。
「レース前に感じたことを、確認できたというだけのことだ。だから、新しいことではない」
そうドヴィツィオーゾは付け加えた。
「続くレースは、良い結果を残すためには、僕らにとってとても重要だ。なぜなら、それはとても難しいと思うからだ」
「タイトル争いにおいて、僕らのレベルを理解するという意味では、とても重要だ。確かに、僕らは昨年よりも少し良いバイクを手にしている。それはこの冬にも、そしてこの週末にも確認できた。でも、速いライダーがたくさんいるから、まだ十分じゃない」
この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | カタールGP |
ロケーション | ロサイル・インターナショナル・サーキット |
ドライバー | アンドレア ドヴィツィオーゾ |
チーム | Ducati Team |
執筆者 | Jamie Klein |