去就注目されるザルコ、ホンダ移籍に興味!?「ホンダは”夢”のチーム」
ヨハン・ザルコは、来季からマルク・マルケスの新しいチームメイトとして、レプソル・ホンダに加わることに興味があると認めた。











2018シーズン開幕戦カタールGPの予選で、コースレコードを叩き出す見事な走りを見せたヨハン・ザルコ(テック3・ヤマハ)。彼の去就はMotoGPの移籍市場で最もホットな話題のひとつとなっており、ほぼすべてのメーカーが彼の状況をチェックしているとみられている。
KTMとスズキはザルコとの契約に興味を持っており、ヤマハも彼に3台目のファクトリー仕様のバイクを供給することを提案している。
ドゥカティは、アンドレア・ドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソという現行のラインアップの維持を優先課題としつつも、ザルコのマネージメント陣とコンタクトを取っているようだ。
一方ホンダは、2019年シーズンからダニ・ペドロサに代わり、ザルコをマルク・マルケスのチームメイトにすることを考えているという。ペドロサは以前にも、レプソル・ホンダ離脱の噂が出たことがある。
ホンダ加入の可能性についてどう思うかザルコに尋ねると「恐れることはない。マルケスのチームメイトになることは素晴らしいことだと思う」と彼は答えた。
「レプソル・ホンダは、ドリームチームのようなものだ。僕が小さかった頃、ミック・ドゥーハンが走っていたのを覚えているし、その後にバレンティーノ・ロッシ、今はマルケスが所属している」
「決断を下すためには時間が必要だ。まずは開幕数戦を戦ってから、どうなるか見てみよう」
テック3のチーム代表エルベ・ポンシャラルはヤマハと提携を解消し、2019年からKTMのサテライトチームとなることで、ザルコをチームに留めておく望みが繋がったと考えている。
しかし彼は、ザルコがテック3よりも良いオファーを受け取った場合、チーム離脱を妨げるようなことはしないと強調した。
「ヨハンの決定には干渉しない」と、ポンシャラルはmotorsport.comに語った。
「彼は自分の進路を決める必要があり、チームはそれを尊重すべきだと思う」
KTMのモータースポーツディレクターであるピット・ベイヤーは、KTMとテック3との契約には、ザルコがファクトリーチームに自動的に加わるような規定は含まれていないとMotoGP.comに話した。
「ヨハンは、我々が将来についての話し合いを行いたいライダーのひとりであることを隠そうとは思わない。しかしテック3との契約パッケージには、彼との契約は含まれていないことを強調したい」
「ポンシャラルが我々のプロジェクトを信頼してくれていることを誇りに思っている。我々は素晴らしいチームを持っている。今はライダーについての仕事を始める時だ」
この記事について
シリーズ | MotoGP |
ドライバー | ヨハン ザルコ |
チーム | Repsol Honda Team |
執筆者 | Jamie Klein |