ロッシ、最後まで戦うと現役続行決断「シューマッハーのように後悔したくない」

ヤマハとの契約を2年延長したロッシは、F1のシューマッハーのように引退を後悔し、撤回するのを避けることが契約延長の理由のひとつだと明かした。

 木曜日、バレンティーノ・ロッシはヤマハとの契約を2年延長し、2020年までMotoGPを戦うことが発表された。彼は現役続行の理由のひとつとして、引退を決断したことを後悔し、F1のミハエル・シューマッハーのようにシリーズに復帰したくはなかったのだと明かした。

 最高峰クラスで7度のタイトルを獲得した現在39歳のレジェンドは、2年間という契約期間の中で競争力が低下する危険性があることを認めながらも、引退の決断を早まり、あとになって後悔することを避けたかったという。ロッシはシューマッハーや、MotoGPでのかつてのライバルであるマックス・ビアッジを例に挙げて彼はそう語った。

 F1で7度のタイトルを獲得したシューマッハーは2006年にF1引退を発表したが、2010年にメルセデスからF1に復帰。2012年に再度現役を退いている。

 ビアッジは1998年から最高峰クラスを戦ったが、2006年にはどのチームとも契約に至らず休養。2007年からはWSBKに参戦し2度のタイトルを獲得し、2012年に現役を引退した。

「シューマッハーやビアッジのように、自分のキャリアの最高潮のところで引退した偉大なライダーやドライバーをたくさん見てきた」とロッシは述べた。

「シューマッハーは引退の後、トラックに戻ってきた。だから僕は最後までレースをすることを決めたんだ。将来、引退した後になって”もう2シーズン戦うことができたかもしれないと”考えたくない」

「競争力を維持できないリスクはある。だけどその理屈に従えば、6~8年前にすでに引退していただろう」

 ヤマハとの契約延長期間を1年にすることを検討したかと問われると、ロッシは次のように答えた。

「検討した。僕たちはヤマハとひとつずつ話を進めていった」

「だけど、他のライダーの契約とのバランスを考えても、常に検討されるのは2年単位だ。2年契約に同意すれば、他のトップライダーたちの契約と足並みを揃えることができる」

他のライダーも40歳まで戦える

 2018シーズン開幕前に、39歳となったロッシ。ヤマハとの契約により、41歳までMotoGPを戦うことになった。

 ロッシは昨シーズンの第8戦アッセンで優勝を飾ったことで、最高峰クラスの最年長優勝ランキングで歴代7位(38歳と129日)に浮上した。なお、最年長優勝者はスコットランド出身のファーガソン・アンダーソンで、1953年の最終戦スペインGPで優勝。44歳と237日という記録を打ち立てている。

 ロッシは健康な身体を保ち、モチベーションを十分に持続させることができれば、現代のライダーも彼の後に続くことができると考えているようだ。

「今MotoGPに参戦しているライダーも全員、彼らが40歳になるまでトップレベルを保つことができると思う」

「肉体的には、十分な体力があれば可能だ。あとはモチベーションと人生設計次第なんだ。戦い続けたいのなら、誰もができると思う」

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この記事について
シリーズ MotoGP
ドライバー バレンティーノ ロッシ
チーム Yamaha Factory Racing
記事タイプ 速報ニュース