ペドロサ「レース前には考えられなかった結果」と7位完走に満足
ペドロサは”レースを完走できるかわからない”と語っていたが、想像もしていなかった7位という結果に満足していると話した。











レプソル・ホンダのダニ・ペドロサは、第3戦アメリカズGPを7位で終えた。彼は、決勝レースの前には想像できなかったこの結果に満足しているという。
第2戦アルゼンチンGPのオープニングラップで転倒し、右手の橈骨を骨折したペドロサ。彼はレース後に手術を受け、そこからわずか10日あまりでアメリカズGPへ出場した。
彼は、アメリカズGPの開幕前にMotoGPのドクターらによる検査をパスしていたものの、予選後にはレースを完走できるかどうかはわからないと語っていた。
しかし実際には7位で決勝レースを終え、レース前には”考えられなかった”結果だと彼は話した。
「厳しい時間を過ごしたが、今の状況を考えれば申し分のない結果だったので、満足している。僕の体重を全て支えていた左腕には力が入らない。とても疲れたし、楽しめる状況ではなかった」
彼は日曜日のウォームアップ走行を19番手で終え、その感触は非常に悪かったと話したが、”鎮痛剤の強い効果”のおかげでなんとかレースを完走できたのだという。
「鎮痛剤の効果を少し強めたんだ。だけど最終的に力が入らなかった」
「今朝(日曜日)のウォームアップでは感触がとても悪くて、痛みもあった。でもちょうどレースの前に痛みがなくなったんだ」
「レース序盤は少しだけ痛みを感じていた。だけどそれがとても重要なことだった。なぜなら痛みを感じている状態でレースをスタートしたことで、よりレースに集中することができたからだ」
「もちろん痛みがあったのでパワーはなかったし、速く走ることはできなかった。でもレースには集中できていた」
「隊列についていって、できるだけペースを保とうと思っていた。最後はバイクをコントロールするのにも苦労したけど、まだ後ろとのギャップがあったのでそれを保っていた」
「僕は(アンドレア)ドヴィツィオーゾと(ヨハン)ザルコの後ろを走っていたけど、彼らに近づくことも、仕掛けることも難しかった。というのも、僕はバイクをコントロールするというよりも、クルージングしているような状況だったからだ」
「だけど努力をする価値はあった。ポイントを獲得できたし、非常に重要なことだ」
次戦スペインGPは2週間後にヘレスで開催される。ペドロサはそこまでに怪我が完治するとは考えていないが、”ここ(アメリカズGP)の2倍良くなっている”ことを望んでいると語った。
「(スペインGPの時期は怪我をしてから)3週間になるけど、通常は良くなるまでに6週間かかる」
「ここよりも2倍良くなっていることを願っている。正直、あまり厳しいトラックではない」
Additional reporting by Oriol Puigdemont
この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | アメリカGP |
サブイベント | 日曜日 レース後 |
ロケーション | サーキット・オブ・ジ・アメリカズ |
ドライバー | ダニ ペドロサ |
チーム | Repsol Honda Team |
執筆者 | David Gruz |