中上貴晶、無事を報告。クラッシュで巻き込んだリンスとバニャイヤに謝罪「全て僕のせい」
MotoGPカタルニアGPのオープニングラップで多重クラッシュを引き起こしたLCRホンダの中上貴晶は、自身の無事を報告すると共に、クラッシュで巻き添えとなったアレックス・リンスとフランチェスコ・バニャイヤのふたりに謝罪した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPカタルニアGPで多重クラッシュを引き起こしたLCRホンダの中上貴晶は、巻き添えとなったスズキのアレックス・リンスとドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤに謝罪した。
中上は、決勝レースのオープニングラップのターン1への飛び込みでジャンプアップを狙うもスリップダウン。中上は前を行くバニャイヤのリヤタイヤにヘルメットから当たり、コントロールを失ったマシンはアウト側を走っていたリンスを弾き飛ばした。
バニャイヤは怪我こそなかったものの、接触により姿勢を乱し転倒し、チャンピオンシップリーダーのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が勝利を挙げる中リタイア。クラッシュ直後ガレージで左手首の違和感を訴えていたリンスは、その後の精密検査の結果骨折していたことが分かった。
引き金となった中上は、タイヤに接触したヘルメットのバイザーが弾け飛ぶシーンもあったことからその安否が心配されていたが、大きな怪我はなし。ただ念の為、一晩入院ということとなった。
前戦イタリアGPでもリンスに対する中上のアグレッシブなオーバーテイクが議論の的となっていただけに、今回の多重クラッシュにはMotoGPライダーからも批判が集まっている。
その中上はチームのソーシャルメディアを通じてコメントを発表。自身の無事を報告すると共に、クラッシュに巻き込んだふたりに対して謝罪した。
「まず、先日のアクシデントに関してアレックス・リンスとペッコ・バニャイヤに謝りたいです。全て僕のせいです。リンスの一日も早い回復を願い、ドイツGPには万全の体制で臨みたいと思います」
「先日のクラッシュの後、大きな怪我も骨折もなく、問題なかったことを幸運に思っています。一晩、集中治療室で経過観察を行ないましたが、全て問題ありません」
「次のザクセンリンクでのレースに向けて、準備に励みたいと思います」
なお、MotoGPはカタルニアGP終了後の6月6日(火)にテストを行なったが、今回中上とリンスはこのクラッシュにより不参加となった。
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