中上貴晶、2021年以降の複数年契約でホンダと合意。「更なる高みを目指して挑んでいく」
株式会社ホンダ・レーシング(HRC)は、MotoGPに参戦する中上貴晶と2021年以降の複数年契約に合意したと発表した。
Takaaki Nakagami, Team LCR Honda
Gold and Goose / Motorsport Images
ロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦する唯一の日本人ライダーである中上貴晶。10月22日(木)に、HRC(ホンダ・レーシング)と中上が2021年以降の複数年契約に合意したとの発表が行なわれた。
中上は2018年にLCR Honda IDEMITSUから最高峰のMotoGPクラスへ昇格。以後契約更新を重ね、2020年は3年目のシーズンを戦っている。
今季の中上は、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が怪我で欠場するホンダ勢の中で印象的な活躍を見せており、初表彰台や優勝も狙える位置でレースを争ってきた。
さらに第2戦スペインGPから第11戦アラゴンGPに至るまで、全戦でトップ10フィニッシュを記録。チャンピオンシップ5番手で第12戦テルエルGPを迎えている。
なお彼は以前、契約については99%確実としながらも、使用するバイクが最新型となるかどうかといった部分で調整が残っていると語っていた。今回HRCが行なった発表では、バイクの年式については言及されていないため、2021年シーズンに中上が最新型を手にするかどうかはまだわからない。
中上、そしてHRC取締役レース運営室室長の桒田哲宏は契約延長の発表に際して次のようにコメントを寄せている。
■LCR Honda IDEMITSU 中上貴晶
「2021年以降も引き続き『LCR Honda IDEMITSU』から参戦できることをとても嬉しく思っています。今シーズンもHondaの手厚いサポートを受け、自分自身のポテンシャルを引き出すことができ心から感謝しております。残りのレースも全力で挑むことでしっかりと結果を残し、来シーズンへの弾みにしたいと思っています。これからもHondaと共に更なる高みを目指して挑んでいきますので、皆さまのご声援をよろしくお願いいたします」
■HRC取締役レース運営室室長 桒田哲宏
「中上貴晶選手と一緒に、来シーズン以降もMotoGPクラスで戦えることを、大変うれしく思っています。また中上選手の活動を支えてくださっているファンの皆さん、ならびに出光興産株式会社様には、心より感謝申し上げます。今シーズンの中上選手は、全戦で着実にポイントを獲得し、ランキングも5位につけており、MotoGPクラスでの存在感が大きくなっています。残りのレースを含め、更なる飛躍を期待しています。来シーズンからはアレックス・マルケス選手がチームメイトになりますが、この二人が互いに切磋琢磨することで、これまで以上の良い結果を、チームにもたらすことを期待しています」
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